日本ビジネスプレス
筆坂秀世氏の連載だが、憲法も立憲主義もとうの昔に壊れているとして、新聞に載った二つの投書をあげて野党に正面から論議せよと提案している内容だが、最後が・・・

また共産党は、恥をかかないためにも、憲法についての同党の態度の変遷を少なくとも地方議員や国会議員には、よく教えておくことだ。

 例えば、現憲法が制定される際、政党として唯一反対したのが共産党であったこと。反対の理由は天皇条項と9条であったこと。さらに共産党が目指す民主連合政府では、憲法違反の自衛隊は解消し、その後、憲法9条を改正して自前の軍事力を持つことを方針にしてきたこと。つまり、疑いもなく改憲を目指す政党であったことなどについてである。こんなことも知らずに「9条は世界の宝」などと気楽に言っているから、東京都議会で大恥をかくことになったのだ。

中略

おそらく抗議に行った議員は、野坂氏の発言など知らなかったのだと思う。もしかすれば共産党が反対したことも知らなかった可能性がある。いまの党員は、共産党が憲法9条を作ったくらいに思っているからだ。

 あまりにうるさくて舛添知事が答弁できないくらいの猛抗議だったそうだが、当日、共産党都議団幹事長名で出された都議会自民党幹事長宛の申し入れ分は、「自民党の古賀俊昭議員が、本日の都議会本会議の場を利用して、わが党に対し『護憲政党のごとく装っている』などと、事実に反する誹謗中傷をしたことは許されず、議会を冒とくするものです。謝罪と議事録の削除を求めます」というものだった。「出直して来い」と自民党が言ったかどうかは知らないが、無知ほど怖いものはない。 

野坂の発言を知らなかったところか、野坂参三自体を知らない可能性の方が高いと思うが、とにかく無知なのは間違いないし、党も党員を無知にしようしようとして党のロボットになるほど党内で出世するという・・・だから骨のある人材は地方機関で留まっていることが多く、普通なら中央に栄転するのはめでたいことなのに、いやいや中央に行ったなんて人も過去には散見された。そういう人は党史にも通じていたし、それだけにいざという時の論争にも強かった。

今はそんな人も枯渇しているのかも知れないね。