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宜野湾市長選の投票数比較。
前回は千票差の勝負だったが、今回は6000票ほど差がついた。しかも投票率も上がった。得票数から見ると共産党やSEALDsがついた野党系は全体の得票数が増えたのにほとんど増やせず、増えたのはほとんど与党側だった。
この結果をどう見るか?記事中にもあるが、宜野湾市の野党票は22000程度でそれ以上は無いが、与党側はまだまだ掘り起こせると言うことだろう。
宜野湾市長選の投票数比較。
前回は千票差の勝負だったが、今回は6000票ほど差がついた。しかも投票率も上がった。得票数から見ると共産党やSEALDsがついた野党系は全体の得票数が増えたのにほとんど増やせず、増えたのはほとんど与党側だった。
この結果をどう見るか?記事中にもあるが、宜野湾市の野党票は22000程度でそれ以上は無いが、与党側はまだまだ掘り起こせると言うことだろう。
政府、背水の宜野湾市長選 翁長知事側は候補決まらず焦り
2015年9月7日 11:09
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=131809
志村氏の擁立を決めたのは去年9月ですが、佐喜真淳氏手強しと見られていたのでしょう、候補選定は難航したとあります。
私見ですが、志村氏に決まったのは、保守分裂の形にすることで自民支持層を切り崩さなければ勝ち目はないと「オール沖縄」(翁長雄志知事ら自民党脱党組+革新勢力)側が踏んだのではないでしょうか。
ところが、NHK、琉球新報&毎日新聞、どちらの出口調査も、佐喜真氏は自民、公明支持層の9割前後を固めていました。
https://twitter.com/onkloma/status/691228816367185920/photo/1
https://pbs.twimg.com/media/CZilPJqUkAAbZdu.jpg:orig
無党派層、維新&おおさか維新については両者数字の差が出ていますが、自民公明の9割が佐喜真氏、共産社民沖縄社大の9割、民主の7割が志村氏という数字は共通しています。
すなわち、保守系候補を立てて保守分裂+革新勢力が片方に付く「オール沖縄」という構図に持って行こうとしたはずが、肝腎の自公支持者は離反せず、民主支持層は(沖縄では民主は弱小とは言え)3割が佐喜真氏に流れ、無党派層と維新&おおさか維新は恐らく真っ二つに割れた(両維新も組織実態はほぼ無く、後者は実働部隊である地域政党「そうぞう」が佐喜真氏に票を回したというhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/47544?page=3)。
そこから考えると、「与党側はまだまだ掘り起こせる」というよりも、「与党側は掘り起こせる票は掘り起こし、なおかつ支持層の離反を起こさなかった」ことが勝因と言えます。