9/10発売予定で、予約受付中の本だが、内容紹介を見ると、SEALDsに関心を持つ人は読んだ方がいいはずである。
本当に恐ろしい大衆扇動は、
娯楽(エンタメ)の顔をしてやってくる!
戦中につくられた戦意高揚のための勇ましい軍歌や映画は枚挙に暇ない。しかし、最も効果的なプロパガンダは、官製の押しつけではない、大衆がこぞって消費したくなる「娯楽」にこそあった。本書ではそれらを「楽しいプロパガンダ」と位置づけ、大日本帝国、ナチ・ドイツ、ソ連、中国、北朝鮮、イスラム国などの豊富な事例とともに検証する。さらに現代日本における「右傾エンタメ」「政策芸術」にも言及。画期的なプロパガンダ研究。
右傾エンタメとか政策芸術ってのは「永遠の0」とかそういうのをさすらしいが、プロパガンダに右左とか独裁も民主主義もなく、あるのは効果の優劣だけだ。
そういう視線でSEALDsのサウンドデモなんかを見るのは、それなりに意義があると思うが、この本にSEALDsが出てこなさそうなのは、新しすぎて間に合わなかったのか、効果の点で論じるに値しないと思われているのか、気になるところではある・・・。