SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)のメンバーと話をした。いま関東では約100人、関西では50人ほどだったのが、2000人を超えた京都のデモをきっかけに100人ほどに増えたという。これから東北でもSEALDsが結成されるかもしれないという。土曜の渋谷に行きましょう。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2015, 6月 25
これは、直前のツイートからどうも赤旗の記事にもなっている記者会見の席でのことらしい。で、その記者会見では
定例で行う金曜国会前抗議行動は、26日に4回目を迎えます。幅広い世代で協力して、10万人単位の大きな行動にしていこうと訴えています。
27日のハチ公前アピール街宣は「国会前より親しみやすい場所で、戦争法案反対の声をあげる場所をつくりたい。政治について知る機会をつくりたい」という思いで企画。学生をはじめ、日本共産党や民主党、維新の党など幅広い政党やゲストを招きます。
SEALDsの背景に、参加者の多くが気がつかないところに共産党・民青ありと当blogで書いたことは、当然SEALDsの中核メンバーにも知られているだろう。その直後にコレである。
これには二通りの解釈ができる。
一つは、慌てた裏の仕切り屋が共産党風に見えないように他政党を招待して、「民主や維新が断ってきたので共産党だけが来た」というシナリオで党派性に対する批判を回避しようとする・・・これは以前から全学連などでよくやられてきた共産党隠しの定石だ。
もう一つは、 SEALDsの中核メンバーが裏の仕切り屋に操作されているのに気がついて、共産党離れを仕掛けている・・・吸収できるノウハウはもう吸収したし、「幅広い」支持を得るために友好団体の中で共産党関係のシェアを落として影響力を薄めて自分たちの主導権を確立することを企んでいる。これは似たような試みとして新日和見事件をあげるのが適当かどうかわからないが、まぁそういう例があると言うことでw
どちらの解釈が正しいのかは現状ではわからないが、組織が拡大しつつある中、何か内部で変化が起こっていることがうかがえる。