実はボクちん、一昨日疲れがたまっていたところに酒席に呼び出されて帰ってからぶっ倒れて風呂も入らず寝てしまい、汗だくで起きて気色悪くて、昨日「今日は何もしない!」と決心して朝から1人某所の温泉に行った。とはいえ、風呂に入っているばかりではあれなので、休憩時に読んでいたのがこれなのだけど、「読み終わった後は必ずもう一度読み返したくなる」のキャッチフレーズは伊達じゃない秀作ですた。

凡庸な恋愛小説のように見えて、最後の2行でひっくり返すという・・・でも温泉に浸かってボ〜と読んでいたぼくちん、退屈な恋愛小説だと思いつつ最後まで読んでも何がどんでん返しかわからなかった。

おかしいな・・・と思って読み返していると二割ほど読みかえしたところで・・・やられました! 

ミステリには読者に対する挑戦的要素があるが、百戦錬磨のマニア以外の人には十分に楽しめるどんでん返しが仕込まれてますね・・・反面、のんちゃんのように、あまりに読解力がないと何どんでん返しなのかわからない。その意味では玄人向きかも知れませんw

で、牽強付会とわかって書くと、共産党の文書ってこの手の驚きを感じさせることってほぼ皆無。ボクちん的にどんでん返しではないが、読むほどに違和感が出てきてオイオイおまえ何を書こうとしているのだと読めば読むほど引き込まれていったのに

があるが、そういう迫力のある文書はこれまで全くお目にかかったことがない。左翼文書がそうだと言わないよ。

なんかもプロ倫と同じくらい迫力があったからね。でもそういう迫力は、日本共産党の文書からは出てこない。不破タンがディミトロフに注目するのは悪い視点ではないが、だからといって成果がついてくるかというと別問題。

たとえば

 石川 スターリンは、国内では政敵をすべて排除し、コミンテルンを上意下達の機関に変質させながら、それでも自分の行為を社会主義・共産主義の言葉で飾りつづけます。スターリンはなぜ、世界の共産主義運動の指導者たりえたのでしょうか。スターリンを疑うことのできない空気は、どのようにつくられたのでしょう。

 不破 個人の専制支配を可能にするには、個人崇拝、スターリン絶対信仰がないとダメです。それで、スターリンは「世代の絶滅」を強行したのです。レーニン時代は、ソ連共産党内でもコミンテルンでも、自由な討論がおこなわれました。だから、レーニンとその時代を知っている人がいると困るのです。政策転換が求められるときに、批判勢力になる可能性があるからです。


こんなもん、500年前に明らかにした人がいるんだよ・・・それを不破タンが知らないとは思えないが、共産党員はそんなことも気がつかないバカだと思っているからこんな内容を書けるのだ。と同時に石川康宏・神戸女学院大学教授のお里も知れるというわけだがw

ま、最近特にひどい「今日の潮流」程度のこと書いてりゃ国民がついてくると思っている時点で終わってるけどね・・・日本共産党w