本日未明にあったコメントから、先日の名古屋市議選で維新政党新風から出た、おさじま直人候補が愛労連出身だと教えられて、調べたら愛労連が声明を出していた。

筬島氏は約4年愛労連事務局に在籍してきましたが、今年2月12日に退職の申し出があり、愛労連はこの間の彼の活動ぶりや仕事ぶりを勘案し3月15日付けでの退職を受理し、3月1日から有休消化に入ったところです。2月末までの出勤期間に立候補予定の話は全くなく、報道に驚いています。

愛労連は個人の思想信条の自由を保障しますが、「次世代の党」の政策は愛労連の運動・要求とまったく相反するものであり、筬島氏が「愛労連事務局員」を語って立候補を表明することは労働者・労働組合員に対する重大な裏切り行為であるといわざるを得ません。 

かなり戸惑っているなとわかる声明だが、夢を持って愛労連に入ったら実際はえげつないとこだと幻滅して、真逆の新風に行ったんだろうね・・・他にもそういう人がいるのはぼくちん知ってる。

極端に走る人たちは昔もいた。というか戦前の共産党大幹部にもそんな人はいっぱいいた。鍋山貞親と佐野学の転向声明に影響を受けた三田村四郎なんか、不倶戴天の敵にまでなった。



戦前のスター的共産党員が続々転向していった背景には、コミンテルン日本支部として誕生した日本共産党の現実離れした活動に苦悩していた人が多かったからだ。同じことが愛労連にも言えるだろう。

こういう人が出てくると言うことは、愛労連が日本共産党と言う、現代日本にある小さいコミンテルンの言うがままの組織だと・・・戦前からある悪しき伝統を今も守っていることを示唆する。