ということで、機関誌に載ったのを古本屋通信氏がわざわざ入力して公開してくださった。
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倉敷民商弾圧事件  無罪勝ちとるまで闘います


権力の横暴に立ち向う須増和悦(すますかずよし)さんとそのご家族


 岡山・倉敷民商の事務局員3人が税理士法違反や脱税ほう助だとして不当に逮捕・起訴されている倉敷民商弾圧事件。184日間におよんで勾留された須増和悦さんのご自宅を訪問し、妻・伸子さんと娘・唯(ゆい)さんとともに家族で力をあわせてたたかう様子を聞きました。                                (編集部・吉田)




ー和悦さんが14年2月に逮捕され、184日間の勾留。大変でしたね。


和悦さん 勾留中はいっさい自由がなく、服を着替えるのもお茶を飲むのも警察官に頼まないといけない。時間になるとエサが出される檻の中の動物のような気持ちでした。ずっと家族のことを考えて過ごしました。


伸子さん 接見禁止命令が出ていて、家族も面会できない。手紙も禁止。服や本の差し入れしかできず、支える気持ちがあっても、何もできない日々が続きました。


唯さん 手紙は書けないけど、服の差し入れはできたから、服のタグに 「かずよし」 とか 「ゆい」 って書いて送った。お父さん唯のこと好きだから、少しでも元気になるかなと思って。じいちゃんとばあちゃんが 「なんでこんなことに」 って心配して電話してきたけど、「お父さん悪いことしてないから大丈夫じゃ」 と言って励ました。



−5カ月ぶりの接見。家族でどんな話を。 


伸子さん 私は泣いてばかりで、ほとんど唯が話していました。励ましの言葉とかはなくて、学校のことや夫と娘が好きな日本史の話でした。でも、いつもの空気、いつもの家族が戻った。いつものお父さんがそこにいた。嬉しそうに笑う夫を見て安心しました。

唯さん 泣いている人が多いから唯まで泣かなくていいでしょ。それに唯の泣き顔見たらお父さんが心配するし。


和悦さん 2人の元気な顔が見れて嬉しかったです。精神的にとても楽になりました。



ー和悦さんはふだんどんな人ですか。 


伸子さん きれい好きで家事をこまめにやってくれます。朝起きると洗濯をはじめて、唯のブラウスにアイロンをかけて、猫の世話をして・・・。唯と仲がよくて、2人でしょっちゅう出かけます。


唯さん 小さい頃、お父さんの仕事は?って聞いたら、「倉敷民商」 って。何だか分からんけど、困った人を助ける仕事って思ってた。でも人だけじゃなくて生き物全部に優しい。唯が保育園の頃に持って帰ってきたカタツムリを繁殖させて60匹くらいにしたり。



ー弾圧とどう向き合っていきますか。 


伸子さん 何度聞いてもなぜ罪になるのか分からない。権力がメンツで突き進んでいるとしか思えず、負けられません。


 唯さん まさかお父さんが弾圧の当事者になるとは。でも裁判の傍聴に来ている人もみんな本気。負ける気がしない。唯も民青同盟の全国高校生集会で、事件のことを話したりしている。


和悦さん 私は決して優秀な事務局員ではないけれど、厳しい経営環境で頑張る民商会員の力になりたいと働いてきました。人を苦しめたり損をさせるような仕事はしてません。「なぜこの仕事が犯罪なのか」と、胸を張ってたたかいます。

 勾留されて、自由のすばらしさが分かりました。とにかく外に出て、多くの人たちに支えられていることを実感できなければ頑張れません!禰屋(ねや)さんをあそこから出したい。闘いはそれからです。禰屋さんの釈放と3人の無罪判決を勝ちとるため、ご協力をお願いします。



激励先 〒710-0038 倉敷市新田1294  倉敷民商内・倉敷民商を支える会  FAX 086(427)0513