日刊ゲンダイ
中野区の金子洋区議(52=共産党)が14日に辞職願を出していたことが分かった。
 発端はツイッター。金子は今月6日、自身のツイッター上で集団的自衛権をめぐる議論を展開。

<集団的自衛権容認で“ひきこもりニート”が戦場に送られればいい>という書き込みに対し、<おまえこそ人間の屑だ。死ね!>と返したことで、他の共産党議員から「不適切な発言だ」などと注意を受けた。

 書き込んだ相手は未成年だというから、なおさら大人げない。どんな相手でも<死ね!>はダメだろう。

「金子さんは議会では区民委員会に所属し、環境や戸籍、税、保険関係の問題に取り組んでいました。まじめに仕事をしていただけに非常に残念です。今は共産党員としての処分を検討している最中です」(共産党中野区議会議員団幹事長)

金子の生まれは北海道の函館で、父は連絡船の船員、母は大学の図書館員。共産党員だった両親に育てられたという、“エリート”だ。早大文学部から同大学院に進み、その後、東京土建組合に入った。それ以外にも自転車メッセンジャーを経験するなどバリバリの“闘士”で、11年の区議選で初当選。議員生活をスタートしたが、持ち前のまじめさが裏目に出てしまったようだ

 同僚議員がこう明かす。
「議会ではおとなしくて素朴な雰囲気です。とても勉強家ですが、議会の質問の趣旨が分からないことがあって、よくヤジられていました。ジョークが通じない性格でしたが、キレるタイプではなかった。そんな不器用なところをかわいがられ、区議の間ではいじられキャラでしたね」

 もっとも、金子は注意を受けた後、すぐに議員辞職を決意している。セクハラやじを飛ばして名乗り出ない議員よりはよほど潔いだろう。

 
こういう人が辞職に追い込まれて、松崎いたるや原田あきらが健在というのも