しんぶん赤旗

政府・自民党は集団的自衛権の行使容認に関し、日本向け石油量の8割が通過する中東のホルムズ海峡を念頭に、戦時下での自衛隊による機雷掃海を想定しています。安倍晋三首相は、石油輸入を「死活的に重要」だとして機雷掃海の必要性を強調します。しかし、日本は今年3月末現在、国と民間合わせて193日分の消費量に相当する石油を国内に備蓄していることが分かりました(国110日、民間83日分)。

 石油備蓄は中東情勢の不安定性に対応するために取っている対策です。自衛隊が機雷掃海をしなければ「国の存立を脅かす」(集団的自衛権に関する閣議決定案)という論理は、政府の施策からも矛盾しています。 

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石油の備蓄があることに今ごろ気がつくのも、どんだけ自分のアホさかげんを自慢したいのかと失笑を禁じ得ないが、193日分といえば、たった半年ちょっと分。

これで日本は安泰だなんて、共産党しか言わないわな。