しんぶん赤旗
今日の紙面は特定秘密保護法案一色だが、まあそれはいいとしてこの法案が成立したら野党はダメになるかも知れないね。 

 「特定秘密」を取り扱う公務員は家族まで調査され、故意ではなく過失でも秘密を漏らせば厳罰です。国民もなにが秘密かわからないまま「秘密を漏らせ」と働きかけたとか「知ろうとした」とか疑いをかけられ、共犯にされる恐れがあります。実行しなくても、未遂や共謀、教唆、扇動しただけでも逮捕される危険があります。まさに戦前の“暗黒社会”を復活させる現代版「治安維持法」です。

この手の理屈は正しい。 しかし現実にそうなるかどうかは法の運用次第になる。よって懸念と実際が的中すれば、反対者は炯眼と認められるが、そうならなかったら、単なる煽りをしていただけだと思われる。

典型例は、消費税導入前の三越だ。導入前には自分とこの利益が無くなると言っておきながら、導入直後に最高益を出したのを見てビックリした記憶を持つおっさんは多い。これは市場環境がよかったのと、企業努力もあって三越の広報がウソをついたというわけでもないのだろうけど、消費税率アップ時に小売業界の主張を眉唾だと思わせたくまらいの効果はあったように思う。

そして今回の法案だ。共産党などの反対する人たちが言うように事態が推移すれば炯眼を認められるが、そうでなければ「やっぱ、あいつら煽っていただけだったよな」となって、支持者は離れる。

さて、どうなることやら・・・・。ぼくちんの最悪予想は、言われているような問題は何年か起きずに野党は信用を無くすだけど思うけどね。

法案には、確かに問題はあるのかも知れない。しかしいざと言う時に使える状態にしておいてふだんは常用しないだろう。オウム事件時の警察捜査を思い出せば、そんなことぐらい誰でも思いつく。