しんぶん赤旗
永遠の0 (講談社文庫)
百田 尚樹
講談社
2009-07-15


作家の百田氏がNHKの経営委員になったことを批判しているのだが

百田氏といえば人気小説家です。しかし、ブログで「もし他国が日本に攻めてきたら9条教の信者を前線に送りだす。そして他国の軍隊の前に立ち、『こっちには9条があるぞ!立ち去れ!』と叫んでもらう」などと憲法への冷笑を繰り返し、テレビ番組では改憲に反対する人たちを「妄想平和主義者」と呼ぶなど、特定の立場を鮮明にしてきました。

もし百田氏が売れない小説家だったら、こんな役職に就いたりはしない。ましてや議会での合意がなければ任命されはしないわけだ。

問題は、民主主義文学会(民文)の小説家たちが、こうした論理に反駁できるだけの作品を書かないからこの程度の批判しかできないこと。

共産党と親しいテレビ関係者と言えばジェームズ三木氏が有名だが、彼くらい影響力のある人が9条擁護と取れる人気作品を作っておれば批判に説得力も出てくるのだが・・・民文に期待しても無理だろうなぁ・・・。