しんぶん赤旗
徳州会の選挙違反容疑事件の件

昨年12月の総選挙をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公選法違反容疑事件で、徳田毅衆院議員(42)=自民党、鹿児島2区=の選挙運動に病院職員を専従させるため、同グループが航空券の手配やホテルの予約まで、事細かな指示をしていたことが、本紙が入手した内部文書で21日までにわかりました。大がかりな組織ぐるみの選挙違反の実態が浮き彫りになりました。

前から書いているけど、公職選挙法自体が相当分かりにくく、知っている知っていないにかかわらず選挙違反はけっこうあるのだが、投票依頼で金渡したといった場合でなければ、まぁいいかと放置されていることも多い。

それが今回こうして問題にされたということは、共産党も相当ヤバいわけだが、そうした意識はあるのだろうか?

民商・民医連など、民主団体の組織ぐるみ選挙はもちろん、選挙時に中央や周囲から派遣されてくるオルグも問題だ。選挙事務所は当然オルグに報酬は出さないが、オルグは党の給料を得てやっているはずでまんま徳州会と変わらないことをやっているはずなんだよね。2週間とか1ヶ月とか長期間入っている中央オルグが党からも給料を支給されない無給であるなら公職選挙法はクリアできるが、ありえねぇよな、そんなこと。「オルグは選挙活動ではなく政治活動をやっているから違反に問われない」なんてごまかしは通用しない。だったらなぜオルグなんだよw?でチョン。

だから、こういう場合は公職選挙法が現実にそぐわないとの主張を行うのが党防衛の見地からしたら正しいのだけど、自民党を叩くことしか考えていいなくて、ブーメランが返ってくることまで考えていないのだろうな・・・。