しんぶん赤旗 主張
84万市民が暮らす大阪第2の政令市、堺市の市長選挙が15日に告示されます。2期目を迎える現職の竹山修身(おさみ)市長に対し、橋下徹大阪市長が共同代表の「日本維新の会」傘下の地域政党「大阪維新の会」が、「大阪都」構想に堺市も参加させようと対立候補を擁立。「維新」による「堺市つぶしを許すな」と全国注視の選挙です。竹山氏のもとには、「自治都市」堺の伝統を守れと期待が寄せられており、市長選は、堺市をつぶす勢力と堺市を守る勢力の正面対決です。日本共産党は広範な市民とともに、竹山氏勝利に力を尽くします。

堺市は、古くから「東洋のベニス」とも呼ばれた貿易港として栄え、中世から近世にかけ広範な自治が認められた「自治都市」として発展しました。橋下・「維新の会」がすすめる「大阪都」構想は、その堺市をつぶし、「自治都市」の伝統を根こそぎ奪うものです

10105403259自治都市ってのは、記事の中にもあるイタリアのペニスwじゃなかった、ヴェネツィアのようなものをさすなら、その特徴は
1.独自の政府を持っている
2.独自の警察や軍隊も保有している
3.独自の徴税権を持っている
とか、そんな特徴があるわけです。要は国家そのもの。実際ベネツィアは共和国だったしね。

で、昔の堺は大名などの支配を受けないから自治都市といわれたわけで、大阪都構想は、そこまでいかないまでもそうした方向に行こうとする第一歩とも言えるわけです。大阪だって石山本願寺があったころは自治都市だったし、こちらはマジで信長軍を撃退できる精強な軍隊も持ってたしね。

言い換えれば、歴史的に堺の自治都市の伝統を復活しようとしているのが維新、消えた都市の伝統の復活を防ごうとしているのが竹山候補や共産党となるわけです。すなわち、歴史を知らないというか、知ったかぶりで適当にキーワード持ってりゃカッコイイ主張になると思ってテキトーな煽り入れている馬鹿な共産党は竹山候補の足を一生懸命引っ張っているわけですなw
 
「維新の会」は現市長に対して、“共産党がいっしょだからだめ”と中傷しますが、それこそ広範な市民に背を向けた、時代遅れの「アカ攻撃」で民主主義を踏まえないものです。

確かに今ごろアカ攻撃は時代遅れ、しかし竹山市長を応援するふりして維新の正当性を訴えるよかマシだと思うぞ・・・・w