しんぶん赤旗日刊紙は、現在、A版とB版の二本立てで発行されている。A版とは地方の配送に時間がかかる地域にもっていくために締め切りが早い版。B版は都市部など、記事の〆きりに時間的余裕がある版だ。

これが参議院選前にA版に一版化することがわかった。
配達拠点削減に続く赤旗リストラの一環だが、これはすなわち、締め切りが早くなるため前日のニュースを突っ込めない版に統一するということ。

だいたい日刊紙朝刊というものは、B版だと前日の10時くらいまでに記事を突っ込めるが、A版化すると五時半くらいがリミットになる。夜の事件は載らない。
スポーツはプロ野球の関係からもう少し遅くてもいいことになっているが、10時にA版の印刷が始まるから9時にプロ野球が終ってもギリギリ、おわらなければ途中経過で見切らなければならない。すなわち新聞としての速報性がドカンと削られる

そのため赤旗編集部では

1320333583457s「1版化以外の方法はないのか」「1版化を議論するといっても共通する土台がないとできないではないか」「そもそもなぜここまで日刊紙が後退したのか」「B版がなくなったら、夜のニュースは入らないことになる」「ネットの利用なども検討すべきではないか」

などといいながら、結局は

「赤旗」を何のために発行しているのか、「赤旗」こそが国民共同の新聞として大きな役割を発揮している意義、専従者として「赤蟾ごを守ることの大切さを自ら問いながらの決意でした。
「読者の問題意識と調和し響き合う」「ここにきて、前向きの議論が出始めています」

みたいな、いつもの「目からうろこがおちた」「はっとさせられた」記事と同様の決意が語られているていたらくw

でもバニックに陥っているのは隠せないんだよな・・・