レッドアローとスターハウス: もうひとつの戦後思想史
レッドアローとスターハウス: もうひとつの戦後思想史

実は、二、三日東北にいて、ネット環境があってあちこちのWiFiスポットからblog更新しつつ、移動時間中に読了。西武沿線の団地群が日本共産党の大票田となっていたのはなぜかを分析した本だ。

関東の人には土地勘があるから読みやすいのだろうけど、関東の私鉄沿線に無縁だった人にはちょっと読みにくいかも知れない。とはいえ公団が作った団地が意図せずして社会主義国の団地同様に作られ、それが日本共産党を大きく育てることになったというのは、なかなか興味深いものがある。

不破哲婦人のなかこタンの活躍も書いてあるw

と同時に、そうした特殊な環境であったかにこそ共産党が伸びたわけで、そうした環境に置かれていない他の地域では伸びるはずがないことを論証したとも言える。


ま、それはともかく以前紹介したときに売れたのはけろりんタンとおぼしき1冊のみ。
趣味者必読文献だと思うけどなぁ・・・