藤野やすふみホームページ

 いやはや、今の日本共産党にblogで、ただの日記ではなく、連載記事を作れる人がいたのかとwww
で、その連載記事というのが「原発産業からの転換に向けて」というタイトルで石炭産業を素材に原発が廃炉になった後の地域開発をどうすべきか考察するという野心的な試み。でも、残念な人だなぁというのが感想。


二つほどあげてみる

2回目

北炭と住友の撤退力の差について触れているが、彼は住友の歴史を知っているだろうか?三井が呉服屋、三菱が海運から始まったのに対し、住友は鉱山から始まった(厳密には商家から始まったが礎を作ったのは銅精錬から進出した鉱山業)のだよ。


すなわち、鉱山業に関しては、住友は江戸時代から蓄積したノウハウを持っているわけ。他の財閥と違い、対応力が全く違ったのはそうした歴史の差でもあるわけで、そこまで言及していたら深みが出るんだが共産脳でとどまっているのが残念 

7回目

2000年3月時点で、九州産炭地域に造成した工業団地は87.うち福岡県が67団地を占めていました。


 同地域には、1962年〜1999年の間に、1159社が誘致され、8万3834人の雇用が創出されたとされています。


 うち福岡県は、846社、5万355人と60%を占めています。


  もっとも、これらの企業進出は、ストレートに進出地域の所得水準の向上につながらなかったと指摘されています(劉道学『地域公共政策研究』第12号、2006年12月)。


 その理由は、進出した企業が、「第二会社」や「子会社」の形態であったため、本社労働者と現地労働者の間に、最初から賃金格差があったのです。


そうじゃなくて、賃金格差があったから多くの企業が進出したのよ。典型例が家具メーカーだが、日本の家具メーカーは、多くは大都市近くに発展したんだよね。理由は簡単で、「かさばるもの」を売っているから。


テーブルや椅子なんかは部品を作って箱詰めして送って店で組み立てるなんて事もできるが、主力商品である現地組み立て不可のタンスなんかはそうはいかない。ぶっちゃけタンスの運送など空気を運んでいるようなもので、とても効率が悪いわけだ。


しかし都市部の発展によって賃金が高騰すると都市の近くで家具の製作は人件費の関係でできなくなってきた。そのため、都市部にあった家具メーカーは次々に廃業、あるいは移転する。移転先は人件費の安い田舎で、そのターゲットになった場所の一つが九州。だから藤野くんのふるさと福岡県の大川が家具メーカーの一大集積地になった訳ね。


しかし、それも円高によってやりにくくなって、今度は大川から中国など海外に実際の製造拠点は移っていき、大川で家具を作ることも少なくなってきたというわけ。


そうした冷徹な経済の歴史を知っていると、他の箇所にある夕張や英国、ドイツの事例の分析にしても相応に良い内容になると思うのだが、やはり共産脳が邪魔して内容は低水準のままで終わりそうだ。


筆の流し方から見て、決して宮本たけしクラスではなく、かなり頭は良さそうだ。しかし、そんな頭脳も共産脳に毒されて・・・残念だねぇ