ジジフォス

どこかの労働組合(全労連系ではないようだ)の幹部らしき人の嘆き。

「赤旗」値上げの事態に労働組合も同じと思う

個人的に、運動の行く末に不安をもっている事象がある。最近の脱原発の取り組みは別として、諸運動に参加される方が、高齢化していることであり、「お前 だってそうだろう」と突っ込まれると返す言葉はないが、労働委員会の傍聴席などを見ていると、OBの皆さんが実に目に付く。これは、駅前でビラまきをやっ ている党派等でも同様で、世代断絶というか、若い人が政治活動なりの「組織」活動に参加しにくい状況になっていると思われる。いくつかの組織で、退職者ば かりが増え、これまで集まっていた給与に比例して徴収していた会費や一時金カンパが激減し、組織と運動の維持が財政的に困難になった、との嘆きを聞く。


旧来の手法ではもう限界に来ているということだろう。
阪神・淡路の震災の時がターニングポイントだったと思うが、「いいことがしたい。世の中に貢献したい」という若者の受け皿は既存の政党や政治的団体よりもボランティアを選ぶことが明らかになった。政治団体など、もう古い。

以来15年ほど経つが、状況はあまり変わらない。新しいタイプの、若者に支持される政治団体は今なお出現していない。どこもここが活路だとわかっちゃいるのだろうけど、その活路を見つけられていないわけだ。

正直言って、活路の新規開発は、ぼくちんはもちろん当blogの常連諸兄にも無理だと思う。でもね、でもね、それらしいものが出てきた時、素直に認められる能力くらいは持っておきたいと思う。