ヒゲ戸田こと戸田ひさよし門真市議の守口市長選総括
笑えるトコもありますというか、戸田氏がどうこうではなくて、橋下のメディア戦略と同様のことができないからねぇ。橋下失政待ちしかできないと思うけどな、現状では・・・・

橋下ファシズム政治の鼻っ柱を叩くべき守口市長選挙は、「反維新連合」の敗
北に終わってしまいました。残念です。
 広島行きの疲れで若干遅れてしまいましたが、敗北の総括と今後について、そ
れぞれ今文章化しましたので、お届けします。
  (「ちょいマジ掲示板」投稿より)
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■敗因は「守口市廃止阻止!の争点化」の三浦路線を排除した選対の無能と認識遅れだ!  
  戸田   - 11/8/9(火) 12:40 -  

 守口市存続候補の敗北を8/7(日)夜に広島にいる時に三浦さんから聞き、ネッ
トでも見て、非常にガッカリしました。
 夕方に「投票率が低いのだが・・・」という三浦さんの報告を受けた時に、2
人に共通したのは「一般的には低投票率は組織票が多い藤川候補に有利だが、か
つて尼崎市長選で女性市民派の白井さんが低投票率でも社共以外の全政党推薦候
補に勝った例があるし、安心できない。今回は不安だ・・・」、というものでした。

 そしてその不安は的中してしまった!


「社民・共産・民主・自民・公明・無党派市民の大共闘」で「
18市議が推す」
藤川候補の得票はたったの2万0797票で
 (◆市議選での18市議得票総数は3万9332票なのに!)
 (府議選では公明1万7683票当選、自民7217票、共産6524票、総計3万1424票)
「維新の会と1府議3市議だけが推す」西端候補の2万5183票に4386票も差を付け
られて負けてしまった!
 (市議選での西端+3市議得票総数は1万1823票。府議選での西田得票は2万6328票)

  ※市議選での投票総数:5万7407票、 落選者5名の得票総数6252票、
            西端+3市議の得票総数1万1823票、
           従って18市議の得票総数は3万9332票
     http://go2senkyo.com/election/2011/27/00011708.html
 投票率はたったの39.54%。(市議選の投票率は48.85%
(4月の府議選では投票者数58,588、投票率49.89%で今市長選より10%以上高かった)

 守口市が廃止に向かうか否かのかかった市長選だというのに、6割強の有権者
が投票をサボってしまった!

 藤川候補敗北の要因は何か? 以下に考察を述べる。

1:その最大の要因は、戸田が掲示板投稿で危惧していたように、 「守口市廃止の大阪都構想推進絶対阻止を大争点に掲げた大共闘として闘うべし」という事態の本質を押さえた「三浦路線」(三浦・真崎議員らの守口市存続路線を仮にこう呼ぶ事にする)が、藤川選対の総体に採用されなかった事だ。

2:事態の本質がそこにあるにも拘わらず、 藤川候補を担いだ自民党・保守陣営・民主党・公明党の幹部達は、そういう認識や腹のくくり方が出来なかった。

3:その原因のひとつは、 彼らには橋下維新の会のファシズム政治への怒りや徹底対決の姿勢が弱かったことであり(それは彼らが日頃「自治と民主主義を大切にする」事をしていない反映である)、もうひとつは「橋下維新の会と徹底対決する事へのビビリ」である。

4:その上で彼らは、「 守口では維新の会が市長を取れるほどの浮動票はない」とか「西端+西田(府議)+3市議」みたいな弱小勢力相手なら全党派連合が負けるわけがない」と思い込んでいた。
 (「弱小西田」が府議選で維新の会として2万5183票取った事の軽視)

「既成権力の打破」 という言葉の下で民衆の不満が扇動されていく「橋下ファシズムの波」が守口市にも押し寄せてきた、という時代認識を持たずに慢心していた。
そして市民達の議員や公務員への不信不満の大きさを過小評価していたから、真剣な自己刷新の努力を見せないでも、維新の会からの批判扇動はやり過ごせると高をくくっていた。

5:それらの総合として、「 橋下との徹底対決を打ち出すと票が逃げるから橋下維新の会批判は程々に」(藤川候補自体が橋下に融和的な面を持っているし)、「守口市廃止の危機、と大上段に構えなくても『変革のまちづくり』程度の訴えで十分」、という超ヌルイ選挙戦術に安住してしまった。

6: 選対の圧倒的主流がそういう無能さと時代認識の遅れに支配されてしまったために、「守口市廃止の大阪都構想推進絶対阻止を大争点に掲げて闘うべし」という「三浦路線」は煙たがられ、遠ざけられてしまった。

7:公明党の場合は、そういう無能な楽観論とは別に、「 ウラで維新の会と密約してわざと手抜きをした」疑いが拭いきれない。公明党府議得票が1万7683票、公明党7市議得票合計が1万7230票もあるのだから。

8:それらの結果、藤川陣営は「 政党党派の組織を挙げて藤川当選で選挙共闘をし、無党派市民も含めた『守口救国戦線』として選挙闘争を行なう」、と高らかに宣言すべきだったのに、橋下やマスコミの論調に迎合して
   「政党党派としての組織選挙はせず、個々人の自由投票にする」
   「政党党派は選挙で表には出ない」
などという、腑抜けた対応をしてしまった。

9:こういう各派の対応は、 各党各派の支持者や合併阻止闘争を担った人々に対しては「守口市廃止を阻止する緊急措置として藤川必勝を!」という切迫感を与えず、無党派一般市民に対しては「既得権政党の野合」とか「実際には各政党が動いているのに自主投票などと欺瞞を言ってる」という不信感とシラケを与えてしまった。

10:一般市民的には、「既存政党相乗り野合候補」Vs「 少し危険な部分も感じるが改革にガムシャラな維新の会候補」と映ったのだろう。それが「どっちにも魅力を感じない」という声や無関心も多くあって、棄権が増える中だが、「現状打破」への期待を込めて西端に投票する流れを強めたと思える。
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◆門真市の存続と発展を願う戸田としては、守口の藤川選対主流= 自民・保守・民主・連合らの無能と公明党の手抜き裏切りは迷惑至極な事である。

 せめてこの大敗北から、 橋下ファシズムと断固闘う事と行政議会の自己刷新を進める事無しには守口市の存続と発展はあり得ない、という教訓を得てもらいたい。三浦さん、真崎さん、澤井さんの「野党連合」はさらに頑張って欲しい。

もひとつ言えば、「戸田は守口に来ないでくれ」という「 戸田アレルギー」も払拭すべきだろう。今回、そういう「守口の体質」に配慮して、戸田は守口に乗り込むことをしなかったが、守口市民を啓発するためには、2003年市長選の時のように守口にガンガン乗り入れて宣伝すればよかった、と思う。
 (そうすると福島原発被災地支援の8日間行動に行けなかったが・・)

参考:
 ●危ないぞ守口市!エセ改革扇動に脱法的手法と物量作戦で「維新」に勢いの市長選!
        戸田 - 11/8/5(金) 12:26 -
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=6582;id=#6582

 ☆「全党派相乗り野合」中傷には「 守口市廃止反対で大連合するのは当然だ!」と
     と答えよ   戸田 - 11/8/5(金) 16:43
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=6586;id=#6586
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△今後は市長維新派と18議員の対決に。 橋下動向睨みながら市長も議会も再選挙に向かう
  戸田   - 11/8/9(火) 13:44 -

 市長選で「反維新派」は敗北したが、 今後の守口市は以下の状況になる。

1)西端氏は市長としておそらく無能。
2)西端支持議員は「非力」の江端議員、「改革勘違い」の2新人議員のとどまりそうで、要するに「絶対少数派」でしかない。

3)市長就任が8月だから、 来年度予算の概算要求から正式編成まで、全て西端市長の責任において「本格予算」を組んで2012年3月議会に提出する事になる。4)9月議会に出す副市長人事や教育長人事でたちまちに圧倒的多数の野党連合の反対にあって行き詰まる。同議会に出す「選挙公約実行議案」はもちろん補正予算議案も同様。

5)西端市長は「腐敗と不適切」 で批判されてきた西田前市長路線を引き継ぎ、かつ「維新派政策」をやると言うのだから、多数の市民に不利益な新自由主義政治を打ち出してくるのであって、その時には「改革派の化けの皮」が剥がれてくるのが必定である。
つまり、議員や職員労組からだけでなく広範な市民からも反対を受ける状況になっていく事が必定。

6)西端市長の「スキャンダル」 が騒がれる可能性も皆無ではないだろう。

7)本質的には「 議会多数による市長への不信任決議や予算案否決」Vs「市長による議会解散」の対立を常にはらんだ情勢が続く。これは市議会や市長の再選挙が十分にあり得る、ということ。
また、現行の「4月市議選ー8月市長選ではバランスが悪い」という意見は各方面にあり、「いっそ市議会・市長同時選挙に」という流れは出やすい。

8)ただ18議員側としては、「就任すぐの市長イジメ」、「 改革派市長への妨害」と宣伝される事は得策ではないし、11月の大阪市長選・府知事選に向けて橋下維新派が勢いをつけている中では対決しづらいので、11月選挙の動向を見て、橋下維新派が負ければ12月議会か3月議会で全面対決、勝てばもう少し期間をおいて全面対決、という戦術に出るだろう。(大阪市長選は11/13告示、27日投票)

9)◆しかし、公明党7議員が与党に寝返れば、現行21議員、 反維新派の議長を除く議員としては10:10の同等に変わってしまう!「賛否同数の時は議長が決する」からそれでも反維新派が優位とは言え、心理的にはだいぶ変わってくる。従って、維新派としては公明党の抱き込みに必死になるだろう。
もちろん他の議員に対しても。

 以上の事から、今後の守口市において橋下ファシズムの手先= 西端市長体制を1〜2年以内に打倒追放して、「よりマシ市長」を樹てる事は十分に可能な事である。

 その決起に向けて、「単なる議会多数派と市長・与党議員の諍い」 と誤認される事のないよう、十分な市民啓発と市民自体に決起の主体を形成する「市民運動化」を進め、心ある市民と議員の共闘を作っていくようにしなければならない。

 守口の市民と議員の奮起を望む。