原発事故の補償責任/まず東電が内部留保2兆円を/参院予算委 大門議員質問/野田財務相 「国が肩代わり」認める - しんぶん赤旗

吉井英勝議員の株が上がっている昨今、大門たんは議員として機能停止しているようである。

大門氏は、補償契約は“原発で重大事故は起こらない”という「安全神話」を前提にしたものだと批判。「東電の内部留保は2兆円にのぼる。まず東電が最大限払った上で国民の税金ということにならないと、絶対に納得は得られない」と強調しました。

東電が補償しなければならないのは間違いないし、最大限払う義務があるのは間違いない。しかし未だに内部留保のことを言っているなぞ、もはや大門くんは国会の福島第一原発と化しているとしか言えないな。

補償額が2兆円で済むはずがないことくらいは分かっているようだが、仮に内部留保ゼロとなると東電はどうなるのか。もはや国営化するしか選択肢がなくなることくらいわからないのか。

東電など社会的影響が大きすぎて潰せないのだから、最初から(一時)国営化というなら話は分かる。しかし、そんなことは思いつきもせず、従来の主張を繰り返しているだけ。

世間ではアメリカの911同様、311は日本人にとって以前と以後では世界が違って見えるようになったと言われるくらいの事件だ。そんな時ですら変わらない日本共産党は、吉井英勝がせっかく積んだ政治の内部留保をさっそく取り崩してしまった。

赤旗拡大同様、賽の河原の石積みを続けていていいものなのか。党員は真剣に考えた方がよろしい。