あと三年静岡発。財務データはクリックしたら拡大します。

我が党はあと三年で破たんするとの報告。

そのココロは日本共産党の資産が持たないからだというので調べてみたら、なるほど・・・だが財務的には3年後に破たんはない。

3年後、日本共産党が財務的に持たないとの根拠は。2009年の繰越金だ。日本共産党は2005年党本部新築事業が終わり、建設資金として党本部にカネが入ってくることはなくなった。以来繰越金(要はキャッシュフロー残高・そこの財務に詳しいキミ!厳密に追求するなw!)は22億円で推移していたが、昨年16億円に減った。

一年でマイナス6億円。この調子で減れば三年後、繰越金はゼロになるということ。2005年以来、党中央委員会は内情は火の車を隠すために資産の切り売りなどを行ってきた。それで22億円は維持できていた。

2009年も同様で、政治資金報告書に記載義務がないのをいいことにあかつき印刷や新日本出版社から資金の引き揚げを決行。それが「100万以上の貸付金」減少に現れている。同時に「100万以上の借入金」もきちんと返済している。しかしその量は一億から二億。あとのカネはどこに行ったのか?赤字の補填である。

しかし赤字の補填も限度がある。だから昨年六億円も繰越金を減らしたのだ。新日本出版社はまだ潰してもいいが、赤旗を印刷するあかつき印刷を潰したら赤旗の発行が出来ない。そこまで日本共産党は追いつめられている。すなわち、「もう処分できる目ぼしい資産はない」のだ。

という報告者の説は財務的に根拠はない。だって、党本部の建物が残っているから。党本部ビルの時価がいくらなのか知らないが、これを担保に借り入れすれば30億や40億程度銀行は融資するだろうし、最悪の場合売却し、売却先に家賃を払って党本部を維持することもできるのだ・・・・

と書いていて思った。党本部が担保に入れられたり売却されたりしたら、いくら上のご機嫌をうかがうしか能のないヒラメ党員でも怒りだすだろう。いったい誰が党本部を建てたのか?建設資金はほとんど全て党員の浄財である。

財務的には確かにまだ余力はある。党本部ビルと言う内部留保wを吐き出せばまだ党は維持できる。しかし日本共産党は財務のみでできているわけではない。党員の夢を、目的を達成する政治機関なのである。

党員の精神に思いをはせれば、三年破たん説は十分な根拠を持っている。