日刊紙にいつものいっせい地方選への寄附のお願いが載っている本日、某所から、今回発表された日本共産党中央委員会の政治資金報告書の分析結果がメールされてきた。

確定稿でもないし内部文書だからモノ出さないでくれと言われているので出せないが、メディア関係からのものだとだけ言っておく。

今年の政治資金報告書には新日本出版社から5000万円、あかつき印刷から1億6404万円もの「貸付金戻り」が記載されている。要はこれからの会社に貸し付けていたカネを戻させたわけだ。

いずれの会社も共産党系がどうたらよりも業界の経営環境がそもそも悪いわけで、当然借入金が返せるような余裕はないはず。

党に直接聞くことができないが新聞業界、出版業界の人間の推定として「赤旗日刊紙の赤字補填ではないか?」との説が有力であると言う。

つまり毎月一億円の赤字を出すと言われる日刊紙を支える財政が限界にきていることを示しているのではないか?との分析だ。

しかし二億など、2ヶ月もあれば使い切ってしまう。そこから出てくる予想は日刊紙の廃止だ。

日刊紙の苦境は特に2年前の用紙代の値上げが追いうちをかけている。新聞によっては値上げによって価格転嫁できたところもあるが赤旗にはそれも難しい。

用紙代節約のために用紙を1枚減らす。すなわち16面を12面にする案などもかつて検討されていたが、それも厳しそう。というのも新聞業界では赤旗日刊紙の実売部数は公称の30万部弱ではなく20万をひょっとしたら切っているのかも知れないとの憶測がなされているのだ。

その差10万部は、悪名高き押し紙である。紙面減らしたらさらに公称と実売の差が開き、赤字幅が広がりかねない。

とそこまで読んで気がついたのは、2中総で提起された例の綱領講座、これはひょっとしたら力持ち党員の調査だけでなく、赤旗日刊紙の電子版への移行を睨んだ市場調査(ネット上の活字でカネとれるのかどうか?)とも解釈できるわけだ。

この憶測が正しければ、宮本たけし先生のお得意の文句を言おうかな?

ね、わたしの言った通りでしょw