ニ中総で提案された綱領・古典教室の募集が出た。

日本共産党員、民青同盟員なら誰でも受講できます。希望者は、11月15日までに中央委員会・県委員会・地区委員会に別紙(4面に受講申込書)で申し込んでください。

受講料(資料代、党内通信「教室」中継等の維持費)は、本部会場参加者も含め、年間で1人、1000〜2000円を納入して参加します。受講料は、今後の参加希望者数などによって最終的に決まります。民青同盟の受講者には、割引を実施します。


最初ぼくちん勝手に無料だろ?と思っていてカネ取るのかよと思ったものの、受講料の安さと金額が不確定なところを見ると、実費のみ徴収で、これで儲ける気はなさそうだ。

まぁ、講座を無料にできないほど党財政は苦しいのだろうと勝手な憶測をしながら読んで行くと、なるほど、そういうことか・・・
全国では、インターネットの「党内通信」を使用して、各都道府県、地区委員会事務所での「教室」とともに、地方議員宅・事務所・個人宅での「支部教室」など、1年間をつうじて受信できる「教室」会場を設定・確保し、そこに支部や民青同盟の組織単位に集まってもらう「教室」への参加が基本的な形になります。

ネットで講座をやるなら、別に教室に集まる必要はない。各党員や民青同盟員が自宅であるいは喫茶店でイヤホンをしながら勉強してもいいのだ。にもかかわらず、教室を設定し受講者を集めるのは、力持ち党員とその予備軍の発見・開拓が目的なのだろう。

党中央委員会は日本共産党の方針や姿勢に疑問を持たない「純化」された、しかも“力持ち”な党員がどこの誰か、たぶんよく知らないのだ。

日本共産党の党活動が一部の力持ち党員への依存がドンドン高まっている。この講座へ教室を提供するのは誰か?たくさんの受講者を集めるのは誰か?党が把握している地区委員会幹部や議員以外の力持ちの情報が上がってこない。しかし彼らにアプローチはしたいのだ。

それがこの講座がネットを最大限に活用しているのにクローズドシステムで運用する最大の理由だろう。

実際は、単にトラフィック処理の関係でアクセス数を減らさなければならないからかもw

それと一点、よく見ておくべきことがある。

「古典教室」では、新日本出版社の「古典選書」などをテキストとして使用します。

受講料では利益は出そうとはしていないことは述べた。しかしここの「など」はくせ者かも知れない。古典叢書はたくさんあるが、そのうち不破哲三に印税が入りそうなのが二冊ある。

「など」の意味は古典叢書中心で、叢書にないものは別に選ぶのか、不破哲三に印税が入りそうなのが選ばれるか、注視しておく必要があろう。