川口市議、木岡崇氏の離党のニュースがもたらされてから考えた。日本共産党の地方議員は、党のバックアップなしでどこまでやれるだろう?

地域のため、弱者のための政治を目指して共産党に入党、地方議員となった人は少なくない。しかし、日本共産党の議員をやっていると、「力持ち党員」と言う名の赤旗拡大要員としての仕事に時間を取られて十分な議員活動ができないと悩んでいる方も少なくないというか、党関係の仕事が多すぎて議員を辞めたり、引退議員の後を継ぐ議員候補のなり手がいないという声もあっちこっちで聞く。

「地域のため、弱者のための政治」という政治家としての初心に返り、本来の議員活動を行うには共産党を離党して自力で選挙を戦う選択肢がある。

一般論として言うと、市町村会議員はだいたい個人の力量で当選する人が多い。大企業とか教職員組合とかの支援を受けている議員もいて、こういう人が上位で当選していると思想信条を問わずぼくちんケッ!と思ってしまうたちなのだが、どこの市町村でも政党のバックアップを受けず無所属で当選してきた議員はそれなりにいる。

都道府県議になると、無所属を名乗っていても多かれ少なかれ党の支援を受けている人が多いが、それでも完全無所属議員はいないこともない。

市町村議員なら、はっきり言って無所属で当選できないのは、自分が議員として実力を認められていない。ただ日本共産党の駒としてしか見られていないことを意味する。都道府県会議員は組織がないと当選はしんどいことが多々あるが、無所属になっても当選できないなら自分は少なくとも日本のトップクラスの地方議員ではないということだ。

自分はトップクラスではないかも知れない。しかし並以上の仕事はしてきたぞと言う都道府県議会議員は、他政党の支援を受けて選挙を戦う選択肢がある。他党の支援を受ければ当選できるなら、共産党の支援を受けるよりも他政党の支援の方がたぶんいい議員活動ができる。なぜなら、他政党は共産党ほど政策の縛りはないし、何より赤旗の拡大をやらなくてすむ。

日本共産党の地方議員諸兄は、初心を取り戻すなら、今後共産党の支援を受けるべきか否か、いっせい地方選までに考えておくべきだと思う。次のいっせい地方選は党組織の力で当選できても、次はないかも知れない。その根拠は、私なんかより、共産党地方議員が日々リアルに感じているはずである。

党勢は右肩下がりを続けているのだから。