今、twitterでは敵陣営のやることを「公職選挙法違反だぁ」とか「脅迫だぁ」とかやるのが流行っているのだろうか?そういうのが目に付く。これについて一言言っておきたい。

当blogを知って日の浅い人には信じてもらえないかも知れないが、ぼくちん何度か選挙はやっていて、そのうち二度入ったことがある選対奥の院(候補者、事務局長、会計しか入れないとこ。要は候補者以外の役職者だったわけ)はいずれも自民党系候補の陣営だ。もちろん候補者当選のために全力を尽くした。スパイじゃないよw

市長選もやったが、面白かったのは市議選。何十人と候補者と選対が集まる立候補の説明会。ここでは予定候補者側からこんなやり方はやっていいのかと宣伝の方法を質問する者が何人も出る。選挙管理委員会はその質問の可否を答える。その横には選挙違反担当の警察官がいる。しかしそのほとんどは無所属で選挙は初めてという陣営。ベテラン陣営は新しい宣伝を考えていても説明会では質問しない。だって新しいやり方真似られたら困るもんw

そういうベテランは後で選挙管理委員会に行って「どうか?」を聞く。しかし、もっと手慣れていると相談もせずにやるw。でもって、選挙管理委員会から「こら!」と言われるとすみません!言われなかったら、よっしゃ、行け~~w!これは政党党派を問わない。

これが選挙なのだとぼくちんは思っている。

一般論で言えば、選挙管理委員会や警察がマジに逮捕しなきゃならないと思うのは、今ではほとんど見かけることがなくなった買収・饗応くらいで、あとは注意して聞かなかった陣営があったらすこし真剣に考え出すくらい。普通は選管から文句言われたら「わかりました」と答えて指摘のあった宣伝法をやめたらOK

そしてこのようなことは、インターネットが普及するまではどの陣営も暗黙の了解としてあまり突っ込んでいかなかった。ともすればやり過ぎて、有権者からの総スカンをくらうからだ。

やりすぎて、しまったと思ったときはもう遅い。すでに宣伝は陣営の手を離れて、暴走してしまっている。


なのにネット時代というか、特に今年の参議院選では暗黙の了解を破る手法を採る者が多いのはなぜか?はたぶん明らかにされることはないと思うが一言。

余裕がないところを有権者に見せちゃいけませんw
サイレントマジョリティ、すなわち多くの有権者に見透かされてますよw