ネット上には出てこないが今日の赤旗で面白いのは「労働者、下請け・中小企業社のために大企業の内部留保は還元できる」と「不破哲三『マルクス、エンゲルス革命論研究』今をたたかう私たちへのはげましの書」

「労働者、下請け・中小企業社のために大企業の内部留保は還元できる」は、当blogほか以前から多くの人からなされた批判に懲りたのか、見出しだけはトヨタ11兆円とか書いているものの、流動性のある資産が2兆2200億円あると、多少勉強しましたような風情は見える。

しかし、相変わらずのお馬鹿である。2兆2200億円ある流動資産のうち投資用有価証券を挙げてみれば09年12月時点で1兆3800億円。これ、前年第二四半期が3兆円でしたから半分以下になってます。有価証券の価値が下がったのか処分したのか、あるいはその両方かは不明ですが、そーいうことは一切書かない。要は反省していないw

「不破哲三『マルクス、エンゲルス革命論研究』今をたたかう私たちへのはげましの書」に関しては、日曜の書評ページ一面全部を使って紹介。書評者は志位和夫ときた。

著者は、この分野の研究の独特の「困難な条件」として
マルクス、エンゲルスの「教科書的な著作」がなく、それを研究するには「マルクス、エンゲルスの膨大な著作や書簡の全体にいわば横断的な形で接することが、どうしても必要になる」こと
19世紀ヨーロッパの流れ、特にドイツ、フランス、イギリスの歴史に学ぶ必要があること
マルクス、エンゲルスの理論的な発展の激しい分野であり「マルクス、エンゲルスを歴史の中で読む覚悟が、とりわけ必要になってくる」ことをあげています。


3はマルエンのどの分野のことを言っているのか意味不明だが、なんか日本の、そして世界のマルクス、エンゲルス研究者をバカにしている風情ですね。