篠原常一郎氏から、「日本共産党の謎」の校正用のゲラを送っていただいた。まだ第一稿らしく「社民党」が「民社党」になっているとか、小見出し欠けがあるとかしているが、どんな内容かはわかる。
本は120ページ二段組みに注釈多数。三章で構成

1章 ワープア時代と共産党…のホント はっきり聞くけど、共産党はホントに貧乏人の味方なの?
2章 疑問に答える、共産主義と日本共産党…のホント はっきり聞くけど、共産党は日本をどうしたいの?
3章 あえて明かす、共産党の歴史と逸話 はっきり聞くけど、共産党は宣伝通りにリッパな政党なの?

でもって適宜志位質問の開設や佐藤優氏の特別寄稿などが挟まれている。親しみやすさを演出するためであろう。ぱっと見た感じは一部(筆坂VS篠原対談など)に雑誌的というか、雑誌にもよく見られるレイアウトが意識的に使われていたりしているし、時折(笑)が入っていたりする。

平易ではあるが、党内の実態だけでなく、その背景にある(とされている)共産主義の考え方も織り込みながら解説されている。たとえば、「共産党の謎01」のセンテンスから拾うと「階級闘争」「反動層」「ルンペン・プロレタリアート」など専門用語が見られる。このあたり、共産党や共産主義にさいて知らない対象読者との間合いの取り方は、手慣れた印象を受ける。

で、ティーザー広告よろしく、発売日までにちょこちょこ触れるので、こうご期待!

で、内容が一般読者以上に気になる日本共産党幹部のみなさまへ
共産党の悪いところだけでなく、よいところも載っているから、その点は安心していいよ...しないだろうけどw。