しんぶん赤旗

環境NGOの声明はこれらの公約を紹介した上で、「自動車利用を促進させ、CO2排出増加を促してしまう」として撤回を要求。「地球環境を守りながら、生活を守り、経済を再生する方法」こそが求められており、「鉄道やバス、フェリーこそ料金を下げ、利便性を高めていくべき」だと提唱しています。

一見、納得しそうな論理なのだけど、本当だろうか?
以前どこかで読んだことがあるが、車の燃料消費は発進に3割、加速に3割、速度維持に四割だったか使われるそうである。ストップアンドゴーがどれだけ燃費悪化に貢献するのかがわかる。ハイブリッドが発進加速に電気モーターを使用するのもそのためだ。

高速道路で、時速100キロを超えない程度の速度を維持して走ると、ある程度排気量のある車の燃費は1.3から1.5倍くらい向上する。これも信号などがあって煩雑に止まらなければならない一般道と違って、発進による燃料消費が抑えられるからだろう。

そう考えると、高速道路無料化はむしろCO2を減らすのではないかという論理も成り立つ。

もちろん高速では負荷が高くなる小排気量の軽自動車が高速道路を走ってもそれほど燃費は向上しないし、自動車の量が増えればたとえ一台当たりの自動車のCO2排出量が下がってもトータルでは増えることはあり得る。

このあたり調査した機関なんかあるといいのだけど・・・。