我らのアイドル、宮本たけし先生は、真面目に申し上げますが文章はお上手です。とっても分かりやすい文章を書かれます。それゆえたけし先生のオツムのできもよくわかるのです。え、もう少し詳しく説明しろ?はい、わかりました。

堺市を出て一路、大阪市内へ。市内で開催された「全建労近畿地本(国土交通省全建労労働組合近畿地方本部)」の春闘にむけた地方委員会に出席して連帯のごあいさつ。いま小泉政権以来の「官から民へ」「民間にできることは民間に」という呪文のようなスローガンの化けの皮がはがれ始めました。

「民間は血の滲むようなコスト削減をしている」などと語られてきましたが、その「血の滲むようなコスト削減」というものは、正規労働者をどんどん減らして、非正規労働者に置きかえるなどのことでした。「民間」大企業はそれによって収益を飛躍的に増大させ、ばく大な内部留保を溜め込んできたのです。

民間企業の行う「血の滲むようなコスト削減」とは、製品1つあたり一円単位、下手すると銭単位のコストを落とすための知恵と工夫に全力を挙げることを言います。間違っても正規労働者を減らして非正規労働者に置き換えることを言いません。

読者の皆さん、「正規労働者を減らして非正規労働者に置き換える」ことを「血の滲むようなコスト削減」と言っている経営者や評論家、学者などを見たことがありますか?

いやはや、たけし先生、もしたけし先生が経営者なら、「正規労働者を減らして非正規労働者に置き換える」ことを「血の滲むような」努力をしたと言う人間であることがばれてしまったじゃないですかw

ま、たけしWatcherには、何年も前からばれてますけどw。