自民党の支持率が上がらないニュース。

時事通信社調査によると、自民党支持率が低下している要因としては、従来おおむね支持率40%台で推移してきた六十歳以上の固い自民党支持層が30%台に落ちていることと、農村部の落ち込みが目を引きます。

 政党支持率の上がり下がりは内閣支持率以上に選挙に直接響く、というのが選挙専門家の見方です。

 「内閣支持率が低くても自民党が選挙で勝ち、政権を維持できたのは30%台の自民党支持率があったから。肝心の選挙基盤に穴が開いてきた」(自民党関係者)

次の衆議院選挙は前回勝ちすぎたので、自民党はほぼ確実に議席を減らす。しかし、それだけでは済みそうにないのは自民党が支持されなくなったというよりも、大きな構造的変化があるような気がしている。

何かというと一つは団塊の世代の動向だ。40年前全共闘に集っていた面々が定年を迎えたことで、会社に忠誠を尽くす必要がなくなった。それでこれまで自民党支持だったのを反自民に転換したのではないか?

もう一つの農村部の落ち込みというのも、自民党が農家を大事にしなくなったというわけではない。農村部の、「建設業」が不振で言うことを聞かなくなっているところに、農業を既に見捨てている第2種兼業農家が増えてサラリーマン的思考が農村に広まっているということではないのか?

上記二つの仮説が当たっているとするなら、これからしばらくは民主党バブルの時代になる。政党としての足腰の強さは、今も民主党より自民党の方が間違いなく強い。しかし、構造変化はそうした強みや弱みを逆転させる可能性がある。

民主党にやらせてみよう。そんな時代の雰囲気ができてくると自民党がいくら頑張っても、民主党が力をつけていなくても、民主党優位になるわけだ。

一度民主党が政権をとると、もともと呉越同舟の寄せ集め政党だから主導権争いが活発化し、そこに自民党がつけ込んで元自民の切り崩しをはかる。その後はどうなるか誰も分からん世界に突入と見ている。

そうなった時に共産党が存在感を示すためには、どうしたらいいんだろう?確実に言えるのは、元全共闘は今の共産党に結集するはずがないし、基本的に田舎で弱い共産党に第2種兼業農家の取り込みは難しいということだけだ。