今日の主張

 日本の食料自給率は40%を切り、先進国中で最低です。日本共産党は三月に発表した「農業再生プラン」で、食料は「外国から買えばいい」という現在の農 政を転換し、食料自給率の向上を「国政の重要課題にすえる」よう呼びかけています。日本での国内農業の再生は、食料不足に苦しむ国々への連帯にも通じる道 です。とりわけ、本来はコメを自給できるにもかかわらず、「食料主権」を放棄し年間七十七万トンものミニマムアクセス米を輸入していることは、ただちに中 止すべきです。

国内農業の再生は、確かに食糧不足に苦しむ国との連帯に通ずる。しかし、食糧を輸出して外貨を稼ごうとする国にとっては、日本という市場がなくなることは痛手だ。

そしてミニマムアクセス米の輸入を中止すると言うことは、世界貿易機関(WTO)にケンカを売ると言うこと。 報復されたらどうするつもりだ?日本共産党!

いや、それでもいい。やるんだというなら、それはそれで立派な見識だが……その時の主敵は、アメリカや中国になるだろう。