宗教改革の真実 (現代新書)

こちらの拙エントリで、従軍慰安婦について論争が行われている。ぼくちんとしては、ふだん「たたかう」のが大好きな共産党側に「おまえら、たたかえよ!」と皮肉る程度のことしか考えていなかったのだが、読者諸兄にとっては、そんな軽い気持ちで語れることではないと思われているようだ。

ただ、管理人として、一つ言いたいことがある。従軍慰安婦にせよ南京大虐殺にせよ、いわゆる戦後補償について論争は、終わりがない。どちらも相手の主張を根本から認めないから、論争は永遠に続く。なぜそうなるのか。

理由は、お互い自分たちがとうてい容認できないことを、相手方が主張するからである。よってこの状態がより先鋭化すると、最後は「宗教戦争」にまで進んで行く。

↑に挙げた本はカソリックとプロテスタント両側からの視点で宗教改革を解説しようとする本。特に注目すべきは、日本人には理解しにくい宗教上の対立がなにゆえ先鋭化するのかについて、とても分かりやすく書いてあることだ。そしてそれは、たとえばアメリカ民主党のオバマがなぜ多くの白人からも支持されるのかについての理解を助けることにもつながるだろう。

右にせよ左にせよ、相手の何が許せないのか?このような問題に決着を付けるのは、そうした視点による分析と対応だろうと思う。