橋下大阪府知事誕生で、以前から橋下弁護士に反感を持っていた人たちが悔し紛れのエントリをたくさん書いている。

その中でも嶋ともうみがリンクしていて、世間の評価も高いと思われる「カナダde日本語」を採り上げてみる。このブロガー、決して嶋のようなアホではないが、いわゆるリベラルの良いところも悪いところも見える典型的なブロガーだと思う。引用しよう。

橋下圧勝の要因はテレビやマスコミの報道で「橋下弁護士の言動」について一切報じなかったということがあげられよう。ネットでは、橋下が悪徳弁護士であるということは広まったが、新聞やテレビでは全くそういったことは話題にならなかったために、ほとんどの大阪市民は彼の本性を全く知らないまま彼に投票してしまったのだ。ピッピさんがおっしゃられるように、テレビを見ている間、人は思考力が落ち、与えられる情報をひたすら信じるだけの受け身思考となる。あまりにもメディアに洗脳されすぎてしまって、ネガティブな考えは全て拒否されてしまった。考えても見よう。もし、ネットに出回った「橋下弁護士の言動」がテレビや新聞で日夜報じられていたら、果たして、橋下は当選しただろうか。答えは「NO」だ。

橋下の当選は、大阪府民の常識が問われるという問題ではなく、大阪府民に彼の本性を最後まで隠し続けたメディアがその責任を問われるべきだ。もちろん、そのバックには、政府がメディアに圧力をかけて情報を操作していたわけで、全ては政府の思う壺だったというわけだ。それにしても、天下の総理大臣までがこんな悪徳弁護士に媚を売る日本ってなんて国だろう。

彼らの言う、「橋下弁護士の言動」など、みんなマスコミからもたらされた情報だろうwそれが報道されなかったように見えるのは、自分たちの願望の通りにマスコミが動くはずだと思っているのだろう。

橋下弁護士が立候補したら、メディアの、そして大衆の興味は、橋下は当選するかしないかであって、タレントが何を言ったかなんてのは二次的なものになるというか、それで橋下落とせとやったら、マスコミの不偏不党の原則に反するし、不用意に悪徳弁護士と断定していいのかね?

それはともかく、むしろぼくちんは「橋下弁護士の言動」を読んで、案外やるんじゃないか?といった印象を持った。橋下弁護士の過去の言動に関しては、これまで何度も報道されてきたこともあるから、ある程度知っている。ぼくちんが注目したのは、ある程度外だった、ここだ。

*自身のホームページ(「橋下徹公式ウェブサイト−COLUMNS」)で、

「テクニックと気構えが命"負けたら死ぬ 橋下流、3つの交渉術

僕は弁護士登録して1年後に事務所を設立したので、
他の弁護士があまり手を出したがらないような仕事を受けることが多かったんです。
 その中で身に付けていった交渉術が『合法的な脅し』と『仮装の利益』
これが僕の交渉方法の8割から9割を占めます。最終手段で『お願い』をすることもあります。 合法的な脅しとは、法律に反しないギリギリのラインで、相手側にプレッシャーをかけることです。
 『仮装の利益』とは、『こちらの要求に従えば、これだけの不都合が避けられますよ』と、実在しない上乗せを示し、相手を得した気分にさせて要求を通すというもの。
 これも合法的な脅しと併せてよく用いる交渉方法です。
 それでも話し合いに進展が見られないときに使う奥の手が、『お願い』です

この引用がなぜ、「案外やるかも」と思える根拠になるのかというと、オレは役人から見て一番たちが悪いタイプだと宣言しているからだ。

大阪府に限ったわけではないが、役人は常に政治家をおだてつつ、行政の実務知識を背景に自分たちの言う通りに動かそうとする。だから一般論で言うなら、役所にとって役人出身の議員や首長は大歓迎なのだ。自分たちの気持ちが良く分かっているから、やりたいことを通しやすい。

一番嫌なのは、弁護士。役人の力の源泉である法律を熟知しているから、法を盾にとってのコントロールが難しい。しかも橋下弁護士のようなタイプは、メディアを使いこなすから簡単に逆らえない。だからこそ、役人は匿名なら必要以上に橋下をけなす。そうした政治力学が全く見えていないのだ……そうした印象を断定させるのが闇社会とのかかわりについての言及で

今日になって又新たな橋下とんでも情報が飛び交っているので、紹介しておこう。橋下徹弁護士がTBSの『サンデー・ジャポン』で「集団買春は中国へのODAのようなもの」(2003年10月5日放送分)と発言したことは、「橋下弁護士の言動」でみなさまもすでにご存知だと思うけど、なんでも、そういって集団売春を庇ったのには訳アリだったということがわかったのだ。

その集団買春をした「大阪の建設会社」が、訪販リフォーム詐欺大手「幸輝」という会社であり、痴呆老人を騙して悪徳訪問販売業者が次から次に契約を結んで資産強奪を謀った件で捕まっているそうだ。その「幸輝」の米盛昌敏社長は、闇社会と深い関わりがあるとのこと。

リベラルの限界がこれでもかと……だって、橋下弁護士に対する闇社会の評価はわこら何をするぅ〜