地方交付税関係で、相変わらずたけし節炸裂でつ。

 さて、東京都の石原慎太郎知事が今日の定例会見で、政府・与党が都の法人事業税約3000億円を地方に回す再配分案を検討していることについて、「国が 決めたら筋の通らないものでも全部まかり通るものなのか」などと厳しく批判したとのニュースが流れています。政府与党が地方によって偏りの大きい地方法人 二税(法人事業税、法人住民税)の「見直し」を打ち出していることに噛み付いたもの。

いいんじゃないですか?本社が集中する分、東京はほかより有利なんだから……それはともかく面白いのはここ。

 ではこのようなぼう大な国の借金は何ゆえに積みあがったか…これについても石原都知事は腹立ち紛れに語っています。「早い話が、私もその間国会議員でし たが、小沢(一郎)幹事長のときに金丸(信)と組んでアメリカの言うことを聞いてズタズタなことやってきたじゃないですか。えー、やっちゃいけない工事を 8年間で430兆やったんだ。国債発行して。わけのわかんない道路造って。こんな結果が今になってアップアップしてる。」

 8年間で 430兆円…正確には1990年、当時の海部首相はブッシュ米大統領(現ブッシュ大統領の父親)と会談して、10年間に430兆円もの公共事業を約束しま した。さらにその4年後、村山内閣の時、今度はクリントン米大統領と会談した村山首相は430兆円から630兆円へと、さらに200兆円も上乗せさせられ たのです。これも、そう思っていたのならば、その時にそう言えばいいではありませんか。「悪いもの同士が言い争えば、真実が勝利する」とは正にこのことで す。

いや〜石原慎太郎もたけし先生と同レベルになっちゃいましたかw。そもそも件の公共工事は、円高対策として内需拡大が叫ばれてやっていたんじゃありませんでしたっけw?

アメリカの言い分も何も、自動車や家電など輸出メーカーは急激な円高のせいでアップアップしていたわけで、下手すりゃ1ドル70円になりかねない危機感があったのをお忘れかw?

ま、たけし先生らしいと言えばたけしらしい。それにしても「悪いもの同志が言い争えば真実が勝利する」ってなんだ?たけし先生と石原慎太郎のことでつか?