参議院大阪選挙区で、おおかたの予想通り落選した宮本たけし先生、ぼくちんが衆議院選への秘策を出してやろうというのに、無視を決め込まれたのでたけし先生Watch再開です。

再開を祝して、たけし先生さっそくネタを出してくれています。道草氏のネタは、あしたということで、まずは選挙ネタから再開いたしましょう。

一応、結果の分析をしておきますと20004年と2007年の得票数の変化は、こうなってます。

上2004年 
下2007年 
共産党
442,755
585,620  +14万、32%

自民
795.164
732.215 −6万、−8%

公明
795,256
836,903 +3万、5%

民主
 910,597
1,281,502 37万、+40%

自民は猛烈な逆風下一割も減らすことなく、公明にいたっては増やしているところに両党の選挙の底力を見ることもできます。また今回の選挙は、前回次点だった辻元票がどこにどう流れるかが注目点の一つでしたが、辻元の果実をいちばん多くとったのも民主梅村で、日本共産党たけし先生の2.5倍も得票数を伸ばしました

こうした事実が背景にあるとわかると、たけし先生の梅村氏への見かたが大変味わい深くなります。
 国会では、さっそく「年金の流用禁止」や「障害者自立支援法の応益負担原則の撤廃」、あるいは「最低賃金の時給一千円への引き上げ」など、わが党もかか げた政策と国民要求の実現へ、新たな野党共同の可能性が広がっています。私たちは自公政治の暴走のあまりのひどさから、「わらにもすがる」思いで民主党に 期待をかける人たちに「気持ちは分かるが、そのわらは、掴めば沈むわらだ」と訴えてきました。

ほほう、民主党は「沈むわら」ですか?寄り合い所帯の党だけに、分裂の可能性は結党以来くすぶったままの民主党ではありますが、分裂しても右派政党、左派政党は残るでしょう。選挙区で議席をとれず、比例でやっと三議席の消えかかったロウソク政党は、分裂しようにも余力がありませんw

 しかし、国民がその「わら」をつかんでし まった現局面で、「バカだなあ、沈むのに…」という了見で様子を眺めるというのでは、もはやわが党の国民に対する役割りは果たせません。私たちは民主党に 対しても「これだけの国民の期待を背負ったのだから…くれぐれも沈むなよ」と叱咤激励し、参議院における「与野党逆転」という条件を生かして、一つでも二 つでも国民要求の実現へ全力を上げるべき時です。

いやはや、これ、大勝利した梅村氏が共産党にエールを送る発言ならカッコよかったんだが、泥舟に叱咤激励されては梅村氏も苦笑するしかありませんwで、その梅村氏に

 たとえば大阪選挙区で当選された民主党の梅村氏は、医師であることから、もっぱら医療現場の実態のひどさを語り、「医療難民」の解消を訴えて当選されま した。今こそ大阪で「国保証取り上げの廃止を求める請願署名」や「国保料引き下げを求める請願署名」「国による介護保険の減免制度を求める請願署名」など をおおいに集めて、民主党梅村議員にも紹介議員になっていただくよう要請すべきです。

 梅村議員が選挙で訴えたことに誠実であるならば、この要求を無視することはできないはずですし、そうなればかつて民主党が「国保証とりあげ」を 義務化する国保法改悪に賛成したり、介護保険法の改悪に賛成したりしたことがたちまち問われることになるでしょう。しかし、その誤った態度をあらため、今 回は紹介議員となり賛成するならば、それはそれで結構なことです。そして万一にでも、拒否するようなことになれば、大阪府民の目の前で「わらは沈む」こと になります。

政策を要請するのは自分ではなく、人にやらせるのですね。そして。もし梅村氏が前向きになってくれたら、自分が提案しましたと自分の手柄に……なるほどわかりやすい。

それにしても、民主には民主のやりかたがあります。民主も梅村氏も、当の方しか向いていないたけし先生と違って、国民の方に目が向いているのは確実です。

それにしてもたけし先生、梅村氏はたけし先生のパシリをする義務はないのが分からんのでしょうかねぇwww