コメディアンで元大阪府知事だった横山ノックがなくなったそうである。リンク先の毎日新聞の記事を読んで興味深いことが一つ。

 68年にグループを解散し、参院選全国区で初当選して政界入りした。4期目の95年4月、大阪府知事選に無所属で出馬。「オール与党体制は政策論議なき談合だ」などと訴え、各党相乗りの官僚出身候補らを破って初当選。青島氏と共にタレント知事の時代を築いた。

「オール与党」ってのは共産党の専売特許だと思っていたが、横山ノックも言っていたんだね。もちろんノック知事誕生には、知名度や国政での経験なども評価されての事だと思うが、その上上記のキヤッチフレーズで府民を説得し、堂々当選していたわけだ。

同じようなセリフを共産党が使いつづけても、府民はおろか、多くの日本国民は白ける。ここから導き出される仮説。

「オール与党」との対立軸を示すのは、効果のある宣伝のようだ。しかし共産党がやると効果はない。宣伝に問題があるのではなく、それを誰が言うのかが問題である。