輸入飼料が一部しか残留農薬等のチェックをしていないからせよと言う紙知子たんのニュース。問題にしているのはアフラトキシンなのだが、相当な毒性を持っているのは間違いない。でも、輸入飼料をチェックすべきかには疑問があるね。

理由は安全確保とコストのトレードオフ。基本的にこの毒にあたるのは家畜なんで、問題があっても対応可能だから。

もともと七面鳥の大量死によって発見された物質だが、なぜ家畜で発症するかというと、摂取量が人間とはケタ違いに多くなるから。人間の食生活は家畜のように単一の飼料しか食べないことはありえないし、人間用はチエックされているんでしょ?だったら家畜に問題があってからでも対処できるじゃん。それを水際でやったらいくらコストが上がるんだ?という話

ウィキペディアにある
人に対する急性中毒の例としては、1974年インドで肝炎のために106名という多くの人が死亡した事件やケニアでの急性中毒事件などがある。
というのは、今回検索してはじめてボクちん知ったが、日本ではありえないと思うしね。日本じゃカビの生えた政党にかぶりついて離れない人wはいても、カビの生えたモノ食わないから。
なーんて事書くと、お前は食の安全をなんだと思っておるのだと反論が来そうだが、そういう人に伺いたいのは、紙タンの言う

 紙議員は輸入飼料の残留農薬やカビ毒がエサを通じて食肉や牛乳に移行する例を指摘。二〇〇二年の厚生労働省の調査で、輸入飼料を食べた牛の乳からも発が ん性が高いカビ毒アフラトキシンが検出されていることをあげ、「農水相が指定したもの以外は、輸入届け出制度がなく、水際での検査ができない仕組みになっ ている」と指摘。届け出制度がなく、視察時に農水省が輸入飼料の検査率も答えられない実態も示して、現行制度の問題点を批判しました。

という記事を見て、紙タンが最大許容摂取量(ADI)について何を言ったのだろうという疑問を抱きませんでしたか?ということ。

アフラトキシンは、発見は1960年代と遅かったが、物質自体はトウモロコシが存在していたくらい昔からあったと考えられる。当然ぼくちんたちもこれまで口にしたことがある物質なのだ。量が少ないから健康に影響がないだけのこと。

もし家畜産品からの摂取量が健康を害する水準なら、当然規制しなきゃならん。でも、その水準を明確にし、確かに看過すべきでない危険があると証明していないから

 農水省の町田勝弘消費・安全局長は、これまでカビ毒アフラトキシンの基準を超える事例はないと釈明し、今後、高濃度汚染が出た場合、アフラトキシンも検査対象としたいとこたえました。

 松岡農水相は「法律にもとづいている。問題があった場合は改善指導している」と弁明。水際検査体制と輸入届け出がなくても飼料が輸入できることについて「必要に応じて対応していきたい」と答弁しました。

なーんて、「眠たい質問だ」と言わんばかりの答弁をされるw
日本共産党党を代表する食の安全の専門家wがこの水準なのは……いかんなぁ