松本市議会の政務調査費を見ているといろいろと面白い事が分かる。政務調査費・平成17年日本共産党を見ると広報費として支出の1/4以上が松本民報作成費、人件費として計上されている。

広報費を計上しているのは日本共産党と市民ネットみらいの二つで、あとはゼロ。市民ネットみらいは会派広報費だが総費用の3%も使っていないから、共産党の広報費の大きさが分かる。そのかわりかどうかわからないが調査旅費は少なめだ。

多くのというかほとんどの党派の調査旅費は、共産党も含め政務調査費の中で最も大きくなっている。その点で目を引くのは無所属一人会派の資料作成費のみ計上で半額ほど松本市に返還しているところ。

平成十六年と比較すると市民ネットみらいや政友会や無所属が広報費をたくさん使っているなど、それなりに変動があったことがわかるが、日本共産党の場合は、旅費が少なくて広報費がトップとなっている。上越市でもそうだが、日本共産党の政務調査費は常に広報費が大きいのが特徴といえそうだ。

ところで広報費、他の会派は会派広報誌の発行に広報費を使っているわけなのだが、松本新報って日本共産党会派の広報誌なのだろうか?共産党の言う「XX新報」って、地方党組織の広報誌だったと思うのだが……。