きょうの赤旗は、しんぶん見開き二面を全部使った部落解放同盟批判記事が目につく。まぁ、こちらと比較しながら読むとよい。また当プログ読者にもこの分野に詳しい方もおられると思うのであんまり言及しようとは思わないのだが、注目点はここである。

 部落解放同盟はもともと、全国水平社(一九二二年創立)の精神を受け継いで結成された部落解放全国委員会(四六年結成)を改称して、五五年に結成された組織です

 ところが、一九六〇年代後半に、この組織のなかで、ソ連共産党の干渉によって生まれ日本共産党を裏切った志賀義雄一派と結びついた反共勢力が指導 部を占拠(「解同」朝田派)し、「部落民以外はすべて差別者」とする部落排外主義を振りかざして、反対勢力を組織から排除しました。

 同時に「窓口一本化」の名で行政からの利権を独占するために暴行・監禁など無法な「糾弾」闘争で県・市町村など自治体を思うように動かすようにしたのです。

要は、共産党のいいなりにならなかったから、解放同盟を目の敵にしていたと自ら白状しているわけだ。もし解放同盟が共産党主流派が占拠していたら、どうなっていたか……不謹慎だが、考えただけでも面白い。