おたより一件。まじめに党活動をしようとして、逆に排除されてしまった方のようである。訴願委員会が機能せず、民主集中制が無能幹部の保身の道具になっていることがうかがえる。

以下、例によって書き換え済

裏切られたことで共産党を嫌いになった、元日本共産党員です。

入党は十数年前。 最初の活動地は東京。赤旗の配達員をやりつつ生計を立てていた。 あまり理論に強くなかったし、党員の人間性に疑問を持ったりした不良党員ではあったけど、熱心さでは負けたことはなかったと自負している。だが家庭の事情で郷里へ戻り、党組織で紹介された労働組合に就職。

その労働組合は、労働保険事務組合として、健康保険事務組合としての性格も兼ね備えた組織だったが、労働組合というには程遠い組織だった。 労働法を首をかしげるくらい知らない専従職員。 そんな職員の教育もせず、組合幹部としての仕事そっちのけで勤務時間中に党活動にうつつをぬかす専従幹部の党員。 なにより、労働組合の体をなしていなかった。
これではいけないと考え、党地区委員会に提起して、会議が行われた。 参加者は、地区委員長と組合員である党員数名と、わたし。 最初はまじめに会議を開いてくれたのだと思っていたが、そんな信頼は見事に裏切られた。わたしが発言しようとすると、この地区委員長が「ガキは黙ってろ!」 信じられなかった。結局その後発言が許されることなく、会議は終了した。 結果は言わずもがな。

オレだけが、悪者と言うことにしたいようだ。党内で、マトモに扱ってもらえない。党に全身全霊をつくした者が党に三行半を下されては、だれに相談すればいいのだろう。組合を辞め、党には離党届を出した。 ただ、この時点では、離党はしたものの、共産党の支持者である点では変わりはなかった。

1年ほどして、東京で一緒に活動していた仲間に話をしてみた。 専従職員のMからは、「関係ない」と、けんもほろろ。 しかし別の仲間からは、「訴願委員会に訴えてみたら」と言われた。 そこで訴願委員会に訴えてみたのだが、半年を経過しても全く何の連絡すらも入らない。電話しても相手にしてもらえなかった。

そのことから、日共不信が強まり、心の決着がつかないまま7年の月日が流れようとしている。 そんなころMがmixiをやっているのを知って、以下のようなメッセージを送ってみた。
http://mixi.jp/******************
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ご無沙汰しております。 お忘れかと思いますが、むかし貴殿と同じ地区委員会に所属していました****と申します。風の噂によるとわたしは除名されたそうですね。

7年半前貴殿にお会いしてから後のことは、一言で言い表すことができません。党中央の訴願委員会にも取り合ってもらうことが出来ず、失望の日々の中、元共産党員というレッテルがあると再就職も難しく、仕方がないので故郷を離れました。 その後自殺をはかったこともありました。

精神状態の不安定な日々は今も続いており、くだらない反共思想を持つことでなんとか保っている状況です。 完全に吹っ切れることが出来ればいいのですが、私の性なのかそれすらも出来ません。

もしかすると共産党に対して、今でも何らかの未練があるのかもしれません。 しかし、共産党には戻ることが出来ないことだけは理解していますし、自分自身戻れる精神状態ではありません。

共産党員であったことに後悔してないと言えば、ウソになります。 そもそも能力的に共産党員として相応しくなかったというのはではないか、共産党と関わったこと自体間違いだったのではないか。自問する日々ですが、答えは見出せていません。 ただ一つ、少なくとも見捨てられたことで、共産党にとって自分は不必要であったのだと、理解しています。

共産党員であることを隠しながら活動すればよかったでしょうが、自分の性分でしょうか誇りを持ってやる以上、隠す必要がないというスタンスでした。

このメッセージを党の上部に報告されるのを覚悟の上で書いておりますし、無視され、最悪アクセス禁止されるのも覚悟の上です。

最後にしがない愚痴にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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案の定、無視だ。 完全に吹っ切れた。 もう、これからは完全に反日本共産党のスタンスでやっていこうと心に決めた。