全教関連ネタが続くので、試しに共産党 教員で検索してみると、足立16中事件なるものの資料が出てきた。

社会科教員が、地理の時間に普天間基地のことを話題につかって反米教育をやったというのが問題になっている。そしてこのセンセは度重なる注意というか指導というか圧力というかにまけずたたかい、分限免職となったという。

この事件のセンセ側の主張はこちらで、反センセ側の主張はこちらにある。興味深いのは、もともと全教の組合員で、事件のさなか、全教の支援を期待していたものの、協力どころか攻撃に回られたとしているところだ。

引用する。
   だが、当時私が所属していた都教組(全教)の卑劣なることは特筆に値する。彼らは『父母国民と手を結ぶ』方針から、私に対し『教育に対する不当な支配』干渉を行ってきた母親に屈服するよう迫り、私に対する処分が出ると私を非難するビラを大々的にばら撒いた。その卑劣さの、ほんの一例だけ、98年当時の十六中教頭のメモから見ておこう。

『4/20 長:鈴木書記長へ  10:00 TEL
    
平和教育を守る会          組合関与か
                      ↓
                    
3/    応援してくれ(M)
                            
内容をみてことわった                          
                      ↓
                        
これからも関与しない
      
マイナスのことは排除していきたい
              
ご協力いただきたい。 わかりました』
 
「長」は当時の十六中校長・元井であり、「M」は増田つまり私、「S」は当時の足立区教職員組合(都教組・全教)書記長の鈴木である。このようなヤカラが、私を『マイナス』として『排除していきたい』と要求が一致し、協力し合ったのであった。しかし私は屈服を拒否し、あくまでも『教育に対する不当な支配』を排除した。
    所属組合員を売って恥じない都教組では闘えないため、東京都学校ユニオンを立ち上げ、更に断固として闘った。現在、都教組(全教)は『教育基本法改悪反対』を掲げているが、これが単なる美辞麗句でないことを祈りたい。

両方とも読んだ感想としては、そりゃセンセの方が圧倒的にまずかろうと思う……センセがblog作っていたら、当然ご訪問&質問をさせていただく。もちろん削除などしようものならwww。しかし全教よ、非難するビラまでまくこたぁないだろう。

ま、全教に組合員が逆らうとどうなるのか、わかる事件ではあるな。