1.企業経営において、何かの試みの正否を判断するのに使う指標。たとえば、何かの小売店が一枚15円のコストで1万枚のチラシをまいた場合、かかる費用は15万円である。この業態の粗利率を30パーセントとすれば、費用分の粗利益を得るには50万円の売上増でトントン、利益ゼロである。よってそれ以下の売り上げ増しかなければ、やるだけ損ということになる。

実際の経営では、チラシ代の三倍程度の粗利益がとれないと、そのチラシは失敗と見られることが多い。

2.日本共産党のビラでは、ほとんど自覚されていない指標のこと。ビラの反応が返ってこない=効果のないビラである。何回もまいてりゃ効果が出ると言うのは、売り上げを伸ばしたい印刷屋や広告代理店の売り文句に過ぎない。いいビラなら、最初から反応という手ごたえが返ってくる。