今月23日から25日まで開かれた、若手幹部を対象にした特別党学校リポート。(上)ということだからもう一回あるのだろう。

一番おおきなサブタイトルは
「衝撃 党史のつかみ方」……党史とはつかめるものなのかという冗談はともかく、記事の方がよほど衝撃的だったりもする。

まず党の歴史は「迫害や謀略、攻撃に抗しながら成長する、苦闘と発展の歴史」だそうである……
迫害や謀略、攻撃だけでなく、党幹部の無能ぶりに端を発する世間の嘲笑にも抗しなきゃならないのが抜けてます

とはいえ、一応まじめに不破タン講義はしたようで、二十七年テーゼや三十二年テーゼなども説明したようだが、後に出てくる「50年問題」のところで出てくるスターリン批判がここには出てこない。この頃のスターリンソビエトのコミンテルンと共産党の関係は良好だったわけだが、それも説明していたのだろうか?

面白いのは「他の資本主義国では例を見ないような苛烈な弾圧」を戦前の党が受けていたというのは……当時のソ連はもっとひどかったようですが、何か?


そして出てくる「50年問題」スターリンの干渉作戦に組み込まれた野坂参三と徳田球一書記長らが党中央に分派を作り、マッカーサーの党弾圧も利用して、党を分裂と混乱に落ち込ませた事件と説明。武闘闘争は押しつけられたものといいいたいようである。

これは戦前の党史でも同じで、要は党の悪いことはみんな天皇制政府のスパイやスターリンのせいで党は悪くないといいたげな責任転嫁の姿勢がかいま見える。

なのに「党の幹部は歴史のどの部分についても『まだ生まれる前の話だった』と言って済ませるわけにはいかない。たとえ百年前のことであっても歴史に責任を負う覚悟がいる」んだそうです。

こんな党史を勉強していては、スパイだろうがスターリンの手先だろうが、そういう連中に主導権とらせた自分たちの脇の甘さは反省していないと言うことだね……

ハッ!そうか!当blogが問題にしているヘタレ議員たちはは何者かの謀略工作をやっているのだな。だから党の評判を落とすことに無自覚なのだな。そういえば共産党史における最も大物のクラスの悪党はどのような地位にいただろうか?

ハッ!そういえばこの紙面に一番怪しそうな幹部が写っているぞ!