昨年の小泉自民党衆議院圧勝の立役者の一人、世耕弘成参議院議員が、マニュフェストをわかりやすくしようとして、解説図を冒頭につけたりしたことが失敗だったと反省しているという。

要はこれ、強引に一枚の図表で全て説明しようとして矛盾のあるものになったということだね。プレゼンする時によくあることだわ……。

顧客が気分屋さんだと、多少矛盾があっても、こうした方法が有効な時もある。伝記小説とか、時代小説などでも、ほとんどの部分史料で押さえてあるが、一部にでっちあげをおこなって小説的脚色をすることもある。なわけで、これは一概に悪いとは言えない。しかし、世耕氏は正直だから、反省はするのだ。

それに比べて、世耕先生の友である宮本たけし先生はどうだろう?自民党が言いがかりをつけてきたと言っておきながら説明責任を放棄する姿勢は、世耕氏を冒涜しているのではないだろうか。世耕氏はウソつきと友達だってことになるからねぇ。