プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

十一万部も出ると、少しは手に入りやすくなったのか、共産党とはあまりなじみのないと思える、筆坂秀世「日本共産党」の書評が増えてきた。今回紹介するのは、社会保険労務士の方の書評

「国家の品格」の要旨として紹介してある部分は、たぶん「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」から引用されているのを紹介しているのだろうし、そこからスミス、共産主義への持っていきかたは、かなり乱暴ではある。

とはいえ、そこを過ぎると共産党とダメ社長のいる会社とは、彼には同じように見えているようだ……こんな感じで共産党を見ている人は、ほかにも多いだろうなぁ。

じゃ、こういう人に理解してもらおうと綱領を持っていこうとする党員はアホである。このような人を説得する方法はただ一つ。多くの人から尊敬される党になり、選挙の度に順調に議席を増やしていき、いつか与党になり、政権をとると思わせることである。さすれば自分から共産党について勉強しだす。それが、ビジネスマンである。