昨日は梅田でごにょごにょしていたbusayo_dic。地下に飯を食べに降りると、あれま、前に清風堂書店が……。以前たけし先生がベタ褒めしていた本の出版元と同じ名前やんけと入っていくと、ありました。以前先生がベタ褒めしていた「『日経』と『しんぶん赤旗』を読みくらべる」という本。ちなみに自費出版のようで、アマゾンの清風堂書店のリストには出てきませんが、たぶん10冊くらい平積みされていました。

先生がほめる本でつ。さぞ素晴らしいのだろうと一章を立ち読みすると、精神の健康について触れるところで、いきなり「日の丸・君が代」の文字が飛び込んできまつ。

著者自身、読者はなぜ、ここで「日の丸・君が代」が出てくるのかと思うでしょうみたいなことを言って、その理由を述べるのでつが……まぁ誰でも想像つきますわな(笑)




あとはザ〜と流し読みして、どうもこれ、あらかじめしんぶん赤旗をベタ褒めするつもりで書いているなと思っていると、ピッタシカンカン、著者もそのつもりで書いたと告白しておりまつ。

読書家たる者、いわんや文学者は、これまで自分の持っていた価値観を根底から破壊し、「読む前と読んだ後との世界が違って見える@佐野眞一@だれが「本」を殺すのか」という本に出会うことを快感とする者であるはずなのでつ。

しかし、民主主義文学会に所属するたけし先生は、こんなことを言うくらいでつから、我々の皮相な読書観・文学観を破壊し、革命戦士たる者、自分に都合の良いモノならばクオリティなど関係ないのだと主張されているのではないでしょうか?

でもね、たけし先生、そんな革命的なこと、普通の読書家には理解不能でつ。 せっかくの先生のお言葉、理解できない自分が情けないでつ……シクシク。