livedoor ニュース小泉首相、いきなり中韓批判

年初から、小泉首相がまた対中、対韓関係を悪くしそうなことを言ったらしい。

 首相が、いきなりぶちかました。官邸で行った年頭会見。標的は、ずばり中国と韓国。自らの靖国神社参拝をきっかけに両国政府が首脳会談を拒否していることについて、「一つの問題で他の交渉の道を閉ざすべきでない」と舌鋒(ぜっぽう)鋭く批判した。

 「日本はいつでも話し合いに応じる。あとは先方がどう判断するかだ」と続けた上で、「外国政府が心の問題に介入して、外交問題にするのは理解できない」と「靖国批判」を一蹴。冷え込むばかりのアジア外交への不満をぶつけるかのように一気にまくし立てた。

当blogが以前指摘したように、これは小泉の戦略だが、もう一つの深謀には、まだマスコミは気が付いてはいないようである。それは何か。後に7月マジック(9月じゃないよ……笑)と呼ばれるかもしれない小泉首相の策は
九月まで中国と韓国に強行姿勢を取るつもりであろう。それまでにあまりに状況が悪くなったら、あるいは九月になったら一度ガス抜きにかかってくるはずだ。

すなわち、後継レースのテープを切る者は、小泉の対外政策に真っ向から反抗する形で出てくる。そして、小泉は、わざとやられるふりをして首相の座を降りる。

なぜか?将来を見据えるなら、それがベストだからだ。ポスト小泉は、誰がなろうが中韓との関係改善に力を割かざるを得ない。そして関係が改善される過程で、また中韓がいろいろ言ってくることくらいは容易に想像できる。その時、敢然と小泉路線を支持する者として誰が出てくるのか?それを小泉は見ようとしている。

今言われているポスト小泉は、ただの当て馬。すなわち、真の後継者は二代目だ。

中韓と関係改善を図ろうとすると、小泉後だと、どうしたって弱腰に見える。小泉支持層から見ると、また謝罪外交時代に逆戻りかよと思われる。そこで小泉路線の復権を唱えたら、ちょうど平成19年7月の参議院選挙にタイミングが合う。そしてまたもや大勝というシナリオだ。

そうなると小泉は、田中角栄とは形は違えど、キングメーカーとして名を残すことになるだろう。

今のうちに野党を結集しておかないと、民主党含め野党は、またやられてしまう。民主・公明・社民の選挙協力も必要になってくるだろう。
なーんて書いても、共産党は全く戦略を練り直したりはしないだろうなぁ(^^;