共産党は反対しているが市場化テスト法案なるものができるらしい。共産党も経済誌も気が付いていないようだが、既存事業については確かにコストダウンになるかもしれない。しかし下手をすると膨大な財政支出を余儀なくするものになる可能性もある。

下手をする場合とは、自治会や消防団など、行政の仕事の代行をしている民間人の報酬を上げなきゃならなくなる可能性だ。現在低く押さえられているこれらの仕事の報酬が、市場化によって開かれる他の仕事よりも不当に低いとなれば、高くしなきゃならなくなる。

すると、図書館や交通違反取り締まりなどではコストダウンできても、他のこれまで安くできたところでコストはアップする。そのかわり、地域の自治会長など、損な役回りは正当な報酬がもらえるようになるわけだ。

はてさて、賛成すべきか反対すべきか、ちょっと迷うところである。