「ワタシのセールストーク・・・どうもカタイらしいんです。売上げも低迷して、上司にも怒られるばかりで、このままでは国会にも席がなくなってしまいます。何を書いたらいいかわからず、毎日ノイローゼです 」(しんぶん赤旗さん・東京都代々木)
 しんぶん赤旗さん、こんにちは。拝見しました。赤旗さんは「何を書いたらいいのか、わからない症候群」ですね。
 いつもとても正しいことを言っているのですが、たしかにイマイチ具体性と魅力に欠けますね。「大きな拍手につつまれました」「信頼感が会場にあふれていた」と自画自賛するほど、読者はしらけるばかり。困りましたね。

 売上がアップするセールストークの基本は、お客様の「共感」を得られる文章です。そのためには、失敗したくないお客さんの心理に応えることです。未来を決めるたいせつな一票ですものね。

 一体、何が赤旗さんの文章をカタくしてしまっているのでしょう?  あなたの書いた文章を「カタい文章」にしてしまう要素はいくつかある んです。ちょっと並べてみましょうか。

 原因 その1)あなた自身が、実は書いている内容を完全に把握してい ない。

 原因 その2) 「この文章を誰が読むのか?」・・・読み手が想像でき てない。

 原因はこのたったの二つです。

 自分が理解していないことを書いちゃっている。 誰に向けて書いているのか明確でないということですね。もしかしてこわーい、お年寄りの上司の顔を気にしていませんか?

 「カタイ文章」を書いてしまう人の多くは、自分のいつもの語り口が 文章に表現できていない人なのです。まず、「話しかける相手」を想像しましょう。
 そのためには、まずお客様からの声を聞く仕組みを作ることですね。真剣に批判してくれる、クレーム情報ほど重要なのです。「大切なことはみんな、お客様から教わった」というのが営業マンの金言です。クレームこそビジネスチャンスと思って、こわがらずにお客様に向かい合いましょう。

 大切なのは、あなたでなければ発信できない「メッセージ」。 メッセージとは、あなたの『熱意』です。 それは「売っている本人が好きな商品」であること。
 メッセージ性が高くなくては選ばれる店、選ばれる商品にはなりませ ん。志の高さはよ〜く伝わってきます。しかし、お客様の心をくすぐるマッサージ性がなければ、ただの押しの強すぎる営業マンでしかありませんよ?

 自分の商品を売り込むのであれば、まず自分で使ってみなくっちゃね。あなたはご自分の商品を使ったことがありますか? 他の地区の支部の「生活相談」にさりげなく潜入体験してみちゃったり、「自民党」「民主党」「公明党」競合商品と使い比べてみるのもいいですね。今後のご健闘をお祈りします。