人材派遣会社最大手「スタッフサービス」のサービス残業問題で、同社の未払い残業代は、これまで発覚している約30億円以外に約24億円あり、総額約54億円に上るっております。 同社はサービス残業が判明した社員と退職者計約3400人に対し、同日までに過去2年分の未払い残業代を支払いましたが、少なくとも百数十人に未払い残業代が残っているようであります。また2003年に自殺した元大阪本社副支店長の男性の遺族が大阪の天満労働基準監督署に告発した問題をめぐり、同社は「長時間労働で過労死に追い込んだ」と責任を全面的に認め、慰謝料などを支払うことで遺族側と和解する見通しとなりました。
人間を人間とも思わないような働かせ方は、何も派遣会社に限ったことではありませんし、資本主義の世の中では、とくに日本においては国民の多くが「しかたの無いこと」と思って、受け入れているようです。 しかし、何のための労働なのか。ということを考えてみますと、自殺に追い込まれるまで働かされる会社というのは変でありますし、それを許している社会も変であります。 共産党はこういった問題には舌鋒鋭く追及してくれる頼りになる存在であります。しかし共産党内部を見ますと、矢継ぎ早に降りてくる方針に従い、過度の活動によって心を病んだり、場合によっては自殺に追い込まれる党員もあると聞きます。とくに専従で共産党の仕事に従事している人、真面目な人が犠牲になっているようであります。 共産党の謳う美しい理念や正しいとされる目的のためには「しかたの無いこと」と言う党員もいますが、このような党運営を見ていますと、共産党が理想とする世の中になっても、搾取される人は永遠に搾取されるのだろうと思ってしまいます。 罵詈争論でした。