『複数の政党による公明正大な選挙が行われ、合法的な政府によって、民主的な政治が行われている国』これはどこの国のことかと申しますと、北朝鮮であります。朝鮮労働党の規約によれば、複数政党を認めていますし、民主的な選挙が保証されております。そうして選ばれた代議員によって合法的な政府が、民主的な統治を行うことになっています。しかし私たちの知る北朝鮮とは程遠いように思うのですが、これにはトリックがります。

たとえば、北朝鮮では朝鮮労働党とは違う思想を持った政治結社を認めつつ、実際には異論を持つものへの激しい弾圧があります。民主的な選挙といいますが、選挙されるのは朝鮮労働党が選んだ人物で、北朝鮮人民はそれを信任投票するだけです。
そして民主的とはいっても、人民の耳や目をふさいだまま少数意見の切り捨てを続けているだけで、実態は一部の軍関係者や党官僚だけが甘い汁を吸い、人民は飢え死にするありさまです。ようするに真実に近づくための重要な情報を言わないことによって、実際とは全く異なる姿が出来上がるわけであります。

これは国内にある左翼系の新聞にも見受けれらることでありまして、自分達の非には全く触れないことによって、事実とかけ離れた情報を垂れ流すことがあります。たとえば過去に原水協で、中ソの核にどのような態度をとってきたのか語ることなく、立場を異にする団体を批判してみたり、32テーゼを語ることなく、主流派を左翼冒険主義の一言で闇に葬るなど、そういう事例は数多くあります。

共産党によれば「赤旗は真実を伝える新聞」だそうですが、かつての社会主義国、ソ連にも真実という意味の「プラウダ」という新聞がありました。プラウダの記者はアメリカの記者たちで組織する「エイプリールフールのジョーク記事コンテスト」に招かれたそうですが、そこでせっかく招待したプラウダがエントリーされていないことに残念がったアメリカ人記者に、プラウダの記者が答えたそうです。

「我々の新聞は真実(プラウダ)しか伝えないものですから」

その年の大賞は言うまでもなく、プラウダの記者に与えられました。


「真実を伝える」というだけで大賞が与えられるなら、赤旗の記者にも十分チャンスがあります。機会があれば、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。

罵詈争論でした。